俺のマドンナ
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侑「ただいま」
玄関を開けるといつもは聞こえてくる声がせぇへん
侑「まだ帰ってないんか?」
不思議に思いながらリビングに行くとソファの上であぐらをかきながらテレビを見てるリリ
侑「おるんやんか」
そう言うても見向きもせん
こんな時は機嫌が悪い証拠や
おかんに目をやるとおかんも首を傾げとった
侑「リリ、どないしたん?」
横に座った途端に鉄拳を喰らった
侑「なっ?!何やねん!!」
「あんた…」
そう言うて睨んでくるリリ
そんな可愛らしい顔で睨んでも怖ないで
「何でウチの学校で人気あんの!!」
二発目の鉄拳を今度はヒラリとかわす
侑「何の話やねん」
「今日!!学校でみんなが騒いでた!!何であんたが人気あんのよ!!」
知らんやんか
「絶対おかしい!!」
侑「リリ、自分ヤキモチやいとるん?」
可愛いなぁ
「はぁ?!」
侑「心配せんでも俺にはリリしかおらんで」
そう言うて抱きしめたらアッパーを喰らった
「変態伊達眼鏡!!」
続いてみぞおちにフックが決まる
「あたし全然モテへんのに何で侑士がモテるん!!」
それって俺が悪いんとちゃうやん
何て思ってたらとどめに技をかけられ俺は意識を手放した
「おはよー」
次の日、いつもと同じように声をかけてくるリリ
侑「おかん、ジャム取ってや」
「あ!!もうピーナッツバターなくなるで」
何食わぬ顔で隣に座りよる
いつもの事やけど散々殴られる身にもなって欲しいわ
「今日お弁当なんなん?」
俺かって生身の人間やし
痛いっちゅーねん
「オムライスなん!?ヤッター!!侑士!!聞いた?オムライスやって!!」
キラキラした笑顔を俺に向けてくるリリ。
ほんま可愛い。それだけ理不尽な暴力も許せるわ
「お昼楽しみやなぁ」
うっとりしながらパンを頬ばってる。朝飯食いながら昼飯の事考えなや…
「ブン太に自慢しょ~♪」
侑「ブン太?!」
確かジローが憧れてるっちゅー丸井ブン太か?
「うん。テニス部の」
侑「いつもテニスの奴らと一緒に食うてるん?」
「ブン太とはよく食べてる」
なっ!!何やと!?
侑「もっもしかしてリリ…まっ」
「赤也もよく来るなぁ」
そう言うてヨーグルトを混ぜる
「でも大抵教室やけどな。移動するん面倒やん」
侑「そうか…」
「ん?!ヤッヤバ!!」
時計を見るなりヨーグルトを口にかきこんで洗面所に向かうリリ
侑「俺もあんまりゆっくりはしてられへんな」
慌ただしく聞こえてくる足音に俺も立ち上がるとおかんにオムライスにケチャップをつけるように頼まれた
侑「ケチャップか…」
ケチャップをつけると弁当の蓋をしめて袋に入れる
「行ってきまーす!!」
侑「リリ、弁当忘れとるで」
あぁ!!とか言いながら受け取ると走って行った
侑「楽しみやったんちゃうんか」
ほんまおっちょこちょいやな
まぁ、そんなトコも可愛いんやけど…
侑「ほな、行ってきます」
昼休み、弁当あけたらリリどんな顔するんやろか
俺のイタズラにきっと顔を真っ赤にして怒るんやろうな…
イタズラ