俺のマドンナ
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「マジ?!」
謙也の胸ぐらを掴む
謙「ほ、ほんまや…」
若干ビビり気味の謙也
「シャンプーの匂いか…」
それならいける!!
「ちょ、匂いする?」
ずいっと頭を差し出す
謙「なんで俺が嗅がなあかんねんっつかなっなんやねん!!」
「何が?」
謙「何でお前の頭、甘い匂いすんねん…」
「デザートシリーズを使っているから」
外国製のデザート系シャンプーはあたしのお気に入り
この甘い匂い、たまらんくない?
謙「無理」
「何が?」
謙「絶対無理や」
「はぁ?」
謙「白石の言うシャンプーの匂いは絶対ちゃう」
そう、この話の発端はあたしが恋い焦がれて止まへん白石のタイプについて
謙也いわく、白石はシャンプーの匂いする子がタイプらしい
ちなみに、いらん情報やけど謙也は無邪気な子らしい
無邪気な子て何やねん
幼稚な子か?
「何で?白石の言うシャンプーて何よ?」
謙「知らんけど…んなお菓子みたいな匂いとはちゃうはずや」
「意味わからんし!!」
謙「知らんで?そやけど…その匂いは…」
うーんと唸る謙也
「わかった。ほな帰りにシャンプー買って帰る」
謙「わざわざ!?」
「当たり前やん!!あ、白石!!」
蔵「ん?」
廊下を歩いてる白石発見
「シャンプー選びに付き合え」
蔵「は?何で?」
「あんたの好きな匂い研究すんねん」
蔵「俺の?」
意味わからんって顔の白石
「だって白石、シャンプーの匂いする子タイプなんやろ?なら匂いにうるさいんやろ?」
蔵「何でやねん…まぁ、ええけど…そういやリリちゃん、何のシャンプーなんやろ」
リリちゃん?
謙「リリが何て?」
蔵「むっちゃえぇ匂いやったよな」
謙「なっ!!しっしら、白石!!お前まさか!!リリの事やらしい目で見てたんちゃうやろな!?」
蔵「見てへんわ!!」
何一体?
「リリって誰?」
謙「俺の従姉妹や」
「あんたの?何で白石が知ってんの?」
蔵「仲良なったから」
いや、わかってるがな
謙「何で仲良なってん!!リリが大阪来たん…お前が誘ったしちゃうやんな?」
蔵「誘ったしやで」
その一言に謙也が絶叫した
何かわからんけど、好みのタイプはシャンプーの匂いする子やなく、謙也の従姉妹なんやな
あたしは新たな情報を得た
失恋やんってツッコミはなしの方向で…
何のシャンプーかも知らん間柄なんやから大丈夫や!!
「謙也!!そのリリちゃんについて詳しく教えろ」
謙也の襟を掴み歩きだす
蔵「ちょお、シャンプー選びえぇん?」
「もうあんたに用はない!!」
謙「リリは絶対渡さんからなー!!」
蔵「…一体何やねん」
こうしてあたしの忍足リリについての研究が始まる
マドンナ研究