俺のマドンナ
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「はぁ」
侑「どないしたんや?」
「この帰省ラッシュに車で帰る気が知れん」
リリはそう言うて携帯を開いた
侑「まぁ、急遽帰るて決めたんやさいしゃーないんちゃうか?」
親父が今朝急に大阪行くでて言い出した
せっかくのお盆休みやしゆっくりできる思たんやけど…
「ブン太と遊ぶ約束してたのに…」
不機嫌な理由はそこかいな
「なぁ、パパ~あとどんくらい?」
瑛「どやろなぁ?」
和「疲れたんなら寝とき~」
「はぁ~」
呑気な返答に再びため息をつくとまたしても携帯をさわり出した
侑「丸井とどこ行く予定やったん?」
「明日からみんなでキャンプ行くて言うてたしその買い物着いてく予定やってん」
侑「みんなでキャンプ?」
「まぁキャンプなんて楽しいもんになるかわからんやろけど…」
休みやのに休みじゃなくすゆっきーにみんな逆らえへんねんなぁ
なんてぶつぶつ言うてるリリ
侑「リリも行くつもりやったん?」
「まさか!!でもブン太が行くか悩んでる~とか言うてたから夜だけ会いに行こうかなぁって思ってた」
侑「なんやて?!泊まるっちゅーことか?」
「そやで、どうせテントやろし別にいいかなぁって」
いやいやいやいや!!
侑「あかんやろ?」
「何で?」
侑「泊まりなんかあかんに決まってるやろ!!」
大きい声で言うた俺は、リリの鉄拳に沈められたらしく、気ぃついたら大阪やった
忍足一族
謙「リリー!!」
家に入るなり駆けよってきた謙也
「翔太~」
リリは謙也からすり抜けると謙也の弟、翔太に抱きついた
翔「やめろやっ」
とか言いつつ振りほどかへん翔太を見て、俺と謙也は無言で頷き合った
謙「翔太、コーラ買って来いや」
翔「何で俺が?」
頑張れ謙也
「あ、あたしもコンビニ行きたいし、翔ちゃん一緒に行こ」
なっなんやて?!
翔「ほな」
謙「やっぱえぇ!!リリ、行こか?」
なっ!!謙也のヤツ!!
侑「ほな、俺も行くわ」
謙也が睨んできたけど、リリと二人になんかしてやらんで
「侑士なんか欲しいのあんの?」
侑「そや」
「ふーん、ほなカルピス買って来て。翔ちゃん一緒にゲームしとこぉ」
謙「なっ?!」
侑「何でや!!」
「あんたら二人で行けば?よろしく」
そう言うなりリリは奥へ翔太を連れて行った
謙「何でお前なんかと行かなあかんねん!!」
侑「こっちの台詞や!!」
謙「お前一人で行け」
侑「お前が行け」
こうして俺らの言い合いはしばらく続き、最終的にはリリに殴られて終わった