俺のマドンナ
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『ブン太!!』
それからしばらくして、リリが話しかけてきた
丸「何…」
その顔はなんかスッキリしてて…
『あたし、もう泣かへんから』
満面の笑み
丸「…」
俺の気持ちはまだ整理できてねぇままだ
『ごめん!ブン太の気持ち考えんと甘えてばっかでさ』
何だよ急に?
『みんなに支えてもらってんのに泣いてばっかで…ごめんな』
丸「別に…」
そんな事ねぇだろ、と言いかけた俺の言葉は遮られた
『白石君から手紙もらったし…がんばる!!』
丸「はぁ?!」
白石!?
『何?』
丸「何で白石が手紙なんか…つか元気になったのって白石の手紙でかよ!?」
何だよそれ…
『…なくもない。でもな、見て!!』
画面一面に文字
『白石君もやけど、みんなから一言書いてあってさ…頑張らなって思ったの!!』
四天宝寺の奴らの…寄せ書き?
丸「お前ってまじで…」
何か頭いてぇ
『どしたん?』
いや、こいつの神経が図太いなんて昔からだよな
丸「いや、いい」
『でも…一番はブン太やで!!』
「俺?」
何だよ急に?
『ゆっきーが送ってきた!!』
画面いっぱいに写真が映る
丸「あぁ!!」
その写真に写ってるのは俺だ
『ゆっきー解説によれば、最近空ばっか見上げてるって。きっとリリを想ってるんじゃないかって』
丸「いつの間に…」
『ほんまなら嬉しいなぁって!あたしも見てるもん!!』
ニコニコするリリ
丸「…本当だよ」
くそっ
幸村君め…
『ブン太、ブン太が世界で一番好き!!大好きやから!!』
丸「はいはい」
只でさえ恥ずかしい俺に、さらに追い討ちをかけるリリの言葉
『ほんまに大好きやからな?』
「わかったっての」
俺だって同じだ
『日本に帰ったら嫌ってくらい付きまとうから』
丸「付きまとうって…」
もうちっと可愛く言えねぇのかよぃ
『なので、シクヨロ』
ウインクするリリ
丸「嫌になんかなんねぇし…お前こそ覚悟すれば?」
『ブンちゃん、大好き!!』
そう言って笑うリリに俺も笑顔になった
離れてたってずっとずっと気持ちは変わらない
俺の大切な人はお前だ
大切な人へ