｢あれじゃ、右側からきたら…｣

不｢ワンダーキャッスルが破られた｣

幸｢完全に右の視界が遮られてるから、丸井は反応できない｣

だよね、だよね！

｢あ！｣

遠野の打球がまたしてもブン太を狙った

けど、それを庇うように木手君が前に出た

丸｢キテレツ？！｣

木｢アナタは下がっていて下さい。これでお詫びが済んだとは思ってませんけどね…グッ｣

｢木手君！｣

精市のテニスよりタチ悪くない？
いや、精市のテニスは常勝への絶対テニス

あいつ、ほんま最低…

｢ん？｣

一軍のベンチから、イケメンが去る

｢あれ、リョーマ君もどっか行くん？｣

越｢一緒に行きたいの？｣

｢いや。行ってらっしゃい｣

丸｢キテレツ！！｣

甲｢永四郎ぉぉー！！｣

｢？！｣

切｢マッチポイント！！｣

遠野｢処刑法其の一…切腹｣

木手君の持ってるラケットがお腹に食い込んでる

｢何で？何があったん？｣

遠野｢まだ倒れるなよぉ！介錯が済んで初めて処刑完了なんだからなぁぁぁ！！｣

遠野がボールを打とうとした瞬間、後ろから君島さんが来た

君島｢さぁ、止めを…丸井君！！｣

｢え…｣

君島さんからのボールをブン太が凄い力で打ち返した

遠野｢ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ｣

しかも、遠野の膝に…

な、何で…

何でそんな事

ブン太…

蔵｢リリちゃん？！｣

力が抜けて、倒れそうになったあたしを白石君が支えてくれた