越｢それ、俺たちの死装束なんだって｣

みんなが自分のジャージを手にしたのを見ると、リョーマ君が言った

仁｢誰が言うたぜよ？｣

越｢鬼十次郎。ちなみに、一軍に加わったみたいっスよ。No.5の人倒して｣

みんなが驚く中

遠｢なぁ、死装束ってどないな意味なん？｣

海｢死装束だと…ふざけやがって！｣

真｢まぁ、落ち着け。海堂薫｣

桃｢オニさん、はっきり言ってくれるぜ｣

謙｢せやけど、そこまで言われて、黙ってられへんな｣

真｢果たして死装束となるのか否か、彼奴等にわからせるには、己自身で証明するしかあるまい！｣

小｢いや～ん！素敵ぃ～！｣

クネクネする小春ちゃん

遠｢なぁ～あ！コシマエ～、死装束ってなんやの～？｣

謙｢ほいっ！｣

遠｢？！｣

謙也がリョーマ君に近寄った金ちゃんの首根っこを掴んで引き寄せる

謙｢後で教えたるから、とりあえず着替え」や！｣

跡｢フンッ、上等じゃねぇか。アーン？｣

成り行きを見てた跡部が指を鳴らした

あ、みんなも着替えるのね



幸｢おかえり｣

｢ただいま｣

幸｢弦一郎達といたんだって？｣

｢うん、ちょっとやけどな｣

切｢リリ先輩！酷いっスよ！何にも言わずに負け組の秘密の特訓に合流するなんて！｣

え？
精市を見たら、微笑まれた

幸｢コーチ達にはもう話はつけてるよ。もっとも、その必要はなかったけどね｣

｢精市…｣

幸｢聞いたよ？｣

｢ん？｣

幸｢見届けるんだろ？俺たちを｣

｢うん！｣

丸｢お前の場合は、邪念がありそうだけどな｣

｢？！｣

ブン太…

丸｢なんつー顔してんだよ｣

頭をコツンとされる

丸｢始まるぜ｣

｢うん！｣