U-17合宿編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「もしもし?」
『起きてた?』
精市?
「ん、おはよう…」
何時?今…
『寝てたみたいだね。すまない』
「ヘーキ」
『ブン太から、話は聞いたよ』
「そっか」
『白石君からもね』
「え…」
『謝ってたよ。俺に謝ってもね』
クスクス笑う精市の顔が浮かぶ
「ブン太も知ってるん?」
『いや、白石君には言わないように言ったから。それに、ブン太だって聞いたらいい気はしないだろうし』
ごもっとも
「ブン太…どうしてる?」
『気になる?』
「そ、そりゃ…」
『フフ、怒ってた』
「やんな」
『でも、好きにすればいいって』
「え?」
『今回ばかりは、俺もブン太には負けたかな』
「負けた?」
『ブン太はね、リリを無理に縛りつけたくないんだって。リリがもし他の人を好きになっても、それは仕方ないからって。白石くんの事も認めてるからって言ってたよ?』
「ブン太…」
泣けてきた…
「精市、あたしってほんまどうしようもないよな。こんなやのに、ブン太の彼女になる資格なんかないよな…」
『それは、俺がとやかく言う事じゃないだろ?資格なんて他人が決める事じゃない。自分で決める事だと思うけど?その資格って、どうすれば得られるの?』
「…」
『リリ、すぐにとは言わないけど、戻っておいで。答えを出すのはここなんじゃないかな?』
「精市…」
『俺は、リリを信じてるよ。ブン太もそうだろうけど。それじゃあ、切るよ?』
「うん。ありがとう」
電話を切ると、起き上がった