夕食を終えて、今は自由時間

ブン太を探してるわけやけど…

｢どこにおんねん！｣

遠｢ねぇちゃん！｣

呼ばれて振り返ると、笑顔の金ちゃんと無表情のリョーマ君がいた

｢金ちゃん、リョーマ君も！久しぶり！｣

越｢イギリスから帰ってきたんだって？｣

｢うん！リョーマ君もアメリカおったんやろ？｣

越｢まぁね｣

遠｢ねぇちゃん、何してるん？｣

｢ん？あ！ブン太知らん？｣

遠｢ブン太？｣

首をかしげる金ちゃん
可愛い！

越｢丸井さんならさっき外の自販機の前で見かけたけど…｣

遠｢そのにいちゃんに用なんか？｣

｢うん。ありがとう！金ちゃん、また遊ぼうな！｣

遠｢ほんま？！約束やで！｣

キラキラして表情になる金ちゃんに笑顔で頷く

蔵｢金ちゃん、こんなとこおったんかいな｣

遠｢白石！｣

｢白石君｣

蔵｢リリちゃんと越前君も一緒やったん？ほな、よかったわ｣

越｢アンタ｣

｢ん？｣

越｢丸井さんとこ行くんじゃなかったの？｣

はっ！そやった！白石君に見惚れてた！

蔵｢丸井君？おらへんの？｣

｢うん。で、2人に聞いたら外にいるって｣

蔵｢自主練かな？外行くの？ついてこか？｣

｢へーき！ありがとう！じゃあ、またね！｣

蔵｢あ、リリちゃん｣

走ろうとしたら呼び止められた

｢ん？｣

蔵｢外、寒いかもしれへんから｣

そう言ってジャージの上着を肩にかけてくれた

ヤバイ！キュン死する！

｢あ、ありがとう！後で返すな！｣

蔵｢いつでもええよ｣

そう言って微笑む白石君
心臓が破裂しそうや

越｢何赤くなってんの。さっさと行けば？｣

｢はっ、そや！ほな！｣

そう言ってダッシュで宿舎から出た