清｢リリちゃーん！｣

｢清君！｣

清｢亜久津といたんだ！｣

｢うん、清君もケーキ食べる？｣

清｢え？いいの？｣

｢うん！いっぱい買ってきたし！｣

亜｢それ、全部全員に配るのかよ？｣

｢まさか！ブン太の分やで｣

亜｢ブン太？｣

清｢立海の丸井君だよ｣

ブン太、あっくんには知られてないみたいよ
悲しいね…

｢ま！いいから食べよう！食べよう！｣

清｢リリちゃんとお茶できるなんてラッキー！｣

ニコニコの清君と仏頂面のあっくん

｢あ、清君！これ｣

清君にミサンガを差し出す

清｢も、もしかしてリリちゃんの手作り？！｣

｢そやで！山吹カラー！はい、あっくんも！｣

亜｢いらねぇ｣

清｢亜久津！せっかくリリちゃんが作ってくれたんだから！｣

亜｢知らねぇな｣

清｢亜久津！｣

｢清君、いいねん。勝手にリリが夜なべして、不器用やから何回も何回も作り直して汚いし、そんなミサンガ着けたくないよね。わかってる｣

亜｢チッ｣

あっくんはミサンガを奪い取るとポケットに入れた

清｢亜久津…｣

亜｢一応、貰っといてやるよ｣

よしきた！
実際、3時間くらいで全部作ったんやけどな！作り直しとかしてないし！

｢ありがとう！あっくん！｣

亜｢その呼び方やめろ！｣

｢なら…ジンジン？｣

亜｢こいつ…｣

清｢さすがの亜久津もリリちゃんには勝てないね｣