丸｢おう、どうだった？｣

鳳｢ん？あ！おはようございます！丸井さん！｣

丸｢おはよう。俺は７番コート、天根は８番コートのヤツと試合だぜぃ｣

鳳｢俺は６番コートです！｣



芥｢円成寺和輝…ってどんなヤツだか全く知らないCー！｣

呑気なジロー…いつもやけど。

丸｢しかし、いきなり６番コートと試合とはなぁ。コーチ達は何考えてんだ｣

鳳｢相手が誰だろうと、俺…絶対に勝ちます｣

グリップテープを巻く長太郎の後ろ姿は、何ていうか……

｢チョタ！ファイトッ！｣

鳳｢はい！宍戸さんにもらったこのグリップテープ、この時のために大事にとって置いたんです｣

チョタ…

芥｢あーあ！俺だけまだ試合ねぇCー！ま、いいけどぉ｣

｢いいんかいっ！｣

ヒ｢円成寺和輝…｣

ん？

ヒ｢カズキにカツキ｣

ダビデよ…
雰囲気一気にぶち壊した…

ヒ｢で、頑張れ｣

鳳｢はは…｣

チョタは苦笑いを返すと、コートに向かった

｢あれが円成寺…｣

芥｢デッケェ！｣

長身のチョタよりも背が高く、ガッシリした体格してる

｢何より…ブス！｣

丸｢お前なぁ｣

ヒ｢イケメン辞典は仕上がったんすか？｣

｢まだやねん！｣

丸｢イケメン辞典？｣

｢そう、これ！携帯のアプリ！自分で辞典作れるねん！写真入りで！｣

得意げに携帯を見せる

丸｢この表紙…ダビデと黒羽？｣

芥｢うわ！裸だC！！｣

｢裸ちゃうわ！下ははいとるやろが！｣

表紙はダビデとバネさんの上半身裸のキメポーズ

ヒ｢リリさんに頼まれたんで｣

｢ノリノリやったやん！｣

2人して、筋肉をあたしに自慢しながらポーズ撮って、この写真だけで50枚は撮らされた…