侑｢ほんで、徳川と仲良うなって、お茶までして帰ってきたんか｣

｢うん！カズ君、案外いい人やってんもん｣

侑｢カズ君？！｣

｢だって、カズヤって名前やから｣

帰宅したあたしは、部屋の入り口で待ち構えてた侑士に尋問されてる

侑｢て、ゆーか…自分さっきから何しとるん？｣

｢ほら、あんたのや！｣

できた細いミサンガを侑士に投げ渡す

侑｢ん？｣

｢練習、頑張ってな！｣

侑士はその途端、泣き出した
きもいわ…



｢ブン太！｣

丸｢帰ってたんだ。遅かったじゃん｣

ブン太にはカズ君に連れてってもらった事は決まった時点で報告済みさ！

｢いや、結構前に帰ってきてんけど、侑士に捕まってた｣

丸｢なるほどな｣

｢なんか、チョタ元気ないな｣

丸｢ん？｣

少し離れたとこにいる長太郎は、俯いて悲しそうな顔をしてた

鳳｢はぁ…今日は俺たちの試合、なしですか｣

丸｢ま、そんなに焦ることねぇんじゃね？少しは先輩を見習え｣

芥｢ん～、こりゃ無理だってら跡部～むにゃむにゃ｣

相変わらず、寝てる

ヒ｢心配な先輩…ブッ｣

丸｢う…つっこまねぇからな｣

ダビデのダジャレに呆れるブン太に苦笑いする