｢ん～、おいっしぃ～！｣

幸｢本当に美味しそうに食べるね｣

｢だって、めっちゃ美味しいんやもん！｣

蔵｢リリちゃん、野菜は？｣

｢え…｣

蔵｢ん？｣

幸｢リリは野菜嫌いなんだよね｣

蔵｢そうなん？！｣

｢うん、まぁ｣

跡｢フンッ、くだらねぇ｣

え？なんで？好き嫌いが？！

跡部の声にバッと振り向く

跡｢馬鹿かテメェら。後悔すんなら、始めから勝たなきゃいいだろ｣

｢何？一体？｣

幸｢さぁ｣

菊｢なっ！｣

鳳｢跡部さん、何もそんな言い方しなくても｣

跡｢傷の舐め合いがしたきゃ、今すぐここから出て行け。目障りだ｣

観｢そうです。跡部君の言う通りですよ。んふっ｣

はっ！あ、あれは！聖ルドルフの！
後で写真撮らなければ！

菊｢何か感じ悪いにゃー！｣

鳳｢跡部さんだって、去って行った樺地や日吉のこと、気になるでしょう？｣

｢喧嘩？｣

幸｢みんな思うところはそれぞれあるだろうからね｣

蔵｢そやな…｣

｢ま、跡部やから！丸く収めるやろ！｣

幸｢リリは跡部の事凄く信頼してるよね｣

｢うん、跡部やもん｣

幸｢面白くないなぁ。ね、白石君｣

蔵｢いや、でもリリちゃんは誰より幸村君を信頼しとるやん｣

白石君が苦笑いで答える

｢みんなやで？みんな信用してるよ！友達やもん！｣

蔵｢そやな｣

幸｢ブン太とも友達なの？｣

｢精市、なんか意地悪｣

幸｢ふふふ｣

なんて会話をしてたら、長太郎がガタンッと音を立てて立ち上がった

鳳｢跡部さん！あなたには失望しました！僕も跡部さんに勝負を申し込みます！｣

｢チョタって怒っても上品…｣

幸｢そうだね｣

蔵｢ははは｣