U-17合宿編
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「ん~!よく寝た!」
起き上がると、まだ外は暗かった
「あれ?何で制服?」
あ、そっか!ジャッカルにおんぶされてて、そのまま寝たんや
「赤ちゃんかよ」
自分の行動に苦笑いしつつ、シャワー室に向かった
「気持ちいぃ~‼」
外に出ると伸びをする
空気はひんやりしてるけど、透き通ってて心地よかった
「あれ?弦一郎ー!」
真「ん?あぁ、リリか。感心だな」
すでにジャージに着替え、トレーニングしてたっぽい弦一郎
「おはよ。早いな」
真「そうか?」
「もう自主練してんの?」
真「うむ、ちょうどいい」
「何が?」
真「練習に付き合え」
弦一郎はそう言うとコートに入って行った
「ちょ、付き合えって打ち合いすんの?!」
無理やろ!加減知らんやん!
真「何をしている!早く来んか!」
大声で言われ、急いでコートに向うとラケットを渡された
真「よし、では始める」
弦一郎はラケットを握るあたしを見て、満足気に頷くと離れて行った
「あの、ほんまにお手柔らかにな?」
真「わかっている!」
と、言ったにもかかわらず…
容赦のない打球が飛んできた
真「何をしている!打ち返さんか!逃げるゲームではないぞ!」
「いや、ちょ!怖い!怖いってば!わっ!」
あたし目掛けて飛んでくるボールに当たらへんよーに、逃げる事で必死になる
真「リリ!逃げるな!打ち返せ!」
「怖いねんて!」
真「たわけが!」
「あぁ!」
怒った弦一郎が本気でボール打ってきた
逃げ切れへん!と、目をギュッと閉じる
「?」
何の衝撃もなく、ボールが打ち返された音がした
手「真田、その打球では忍足に打ち返すのは無理だ」
目を開けたら手塚君があたしの前に居た
「手塚君…」
真「て、手塚ー!邪魔をするな!」
手「怪我をさせたいのか?」
無表情の手塚君に弦一郎は言い返せず
「あの…えっと…あ、ありがとう」
手「問題ない」
まぁ、問題はないやろうけど…
「あー、その…弦一郎?」
しょんぼりしてる弦一郎に近づく
「あぁ!そや!手塚君もストップ!」
コートから去ろうとしてる手塚君を呼び止める
「3人でこれでしよ!」
そう言ってポケットからバドミントンの羽根を取り出した
その後、自主練にきた不二君の弟、裕太君も無理矢理参加させて4人で和気あいあい(私だけ)と朝食の時間まで楽しんだ