seasonーwinterー
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みんなでたこ焼きを食べて道頓堀をぶらぶら歩いてから白石君に話そうやって言われて公園にきた
あたしと白石君はベンチに座ってる
小春ちゃんに追いかけられて逃げ惑う謙也とそれにヤキモチを妬いて追いかけるユウ君
蔵「今日は元気そうでよかったわ」
「へ?」
蔵「昨日、元気なかったやろ?電話してから…」
白石君の言葉に嬉しくなった
あたしを見てくれてたんやって
蔵「何か悔しいわぁ」
白石君が空を見上げた
蔵「リリちゃんの気持ちは立海にあるんやな」
ふっと目線があたしをとらえた
切なくて胸が締め付けられそうになる
「へ?あたしはっ白石君の」
蔵「俺にはリリちゃんを元気付けれへんねんなぁってわかったわ」
「そんなことないし!!」
立ち上がったあたしに白石君は弱々しく微笑んだ
蔵「リリちゃん、顔が全然ちゃうで」
「へ?」
蔵「電話してからもやけど今日も違う」
顔が違うとか言われてもわからへんし
白石君はなにが言いたいん?
蔵「俺にはそこまでリリちゃんを左右することはできひんってこと」
「左右…」
気持ちを?
蔵「会えてよかった」
「え?」
蔵「まぁ、全国大会までにえぇ男なってリリちゃん奪えるくらいになるわ」
立ち上がった白石君にやっぱり胸が高鳴った
あたしは白石君が好きなんやと思うのに何なんやろ…
ゆっきーやみんなの顔が浮かぶねん
「あたしは…」
好きって伝えたいのに
たった二言が何でか出てけぇへん
蔵「寒いな。行こうや」
差し出された手は温かくて白石君は十分あたしの気持ち奪ってるって思うのに…
「また、来るわ」
謙「次も一人でな」
侑士が聞いたら怒りそうやな
「謙也もおいでや!!」
謙「おう。選抜で会うし見送りはみんな行かへんって言うとったわ」
「うん、謙也だけサボって選抜選ばれへんかったりしてな」
謙「アホか!!浪速のスピードスターを舐めんなっちゅーねん」
ダッサイセンスやなぁ
「うちの後輩もある意味スピードテニスやし謙也勝負してみぃや」
謙「俺がスピードで負けるわけないやろ」
「まぁ、でも赤也は強いで」
謙「絶対勝負するしそいつにスピードに励むように言うとけ」
スピードに励むって何やねん
「はいはい、ほな!!」
あたしが新幹線に乗り込むと謙也が急に泣き出した
「キモッ」
謙「?!」
あたしの言葉にショックを受けた謙也はヘナヘナと座り込みシクシク泣いとった
見慣れた街がだんだん遠ざかり知らん景色に変わる中、あたしはぼんやりと白石君のことを考えてた