seasonーwinterー
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蔵「どなしたん?」
謙「眉間に皺よってんで」
「え?あっ、いや…」
光「そんな顔してたら男できひんで」
ざーいーぜーんー!!
この可愛くない一年生はなんなんや一体!!
蔵「財前、失礼やろ。リリちゃんごめんな?」
「ううん!!」
困った表情の白石君
白石君は悪くないから!!
謙「リリはごっつ可愛いっちゅーねん!!お前目ぇおかしいんちゃう?!」
光「謙也さん、冗談は顔とテニスだけにして下さいよ」
謙「△*◇○☆×□?!」
言葉にもならへん不明な声をあげた謙也を無視して飄々と部室に戻る財前光
「大物や…」
蔵「謙也、落ち込むなや」
謙也を励ます白石君
素敵やぁぁぁ!!!!
顔が緩んだあたしと目が合うとニコッとしてくれた
蔵「謙也ほって2人で帰ろか?」
「え?うん!!」
蔵「ほな着替えてくるし待ってて」
白石君は走って部室に行った
「ヤバすぎる…」
心臓がバックンバックンしてる
このままやっぱり死ぬかもしれへん…
「あー!!どうしよ!!」
光「一人で何言うてるん」
振り向くと財前光
光「リリがマネージャーなんて立海も大変やな」
おい!!なんて言われようや‼︎
っつぅか!!!!
「何でリリ??」
光「名前、リリちゃうん?」
そんな何言うてんねんみたいな顔されても…
「確かにそうやけど…」
何で呼び捨て?
あたしいちおー先輩やん…な?
蔵「リリちゃん、待たせてごめん」
光「ほな俺帰りますわ」
蔵「おう、気ぃつけてな」
光「はいはい」
蔵「ほな、俺らも行こか」
「うっうん!!」
白石君は微笑むと歩き出した
何でか一瞬、立海のみんなの顔が頭に浮かんだ…
「はぁ」
謙「どなしたん?」
夜、ベランダに出てたらお風呂上がりの謙也がタオルを首に巻いて来た
「別に…」
謙「白石のこと?」
「何が?」
謙「白石の事考えてるん?」
「違うよ」
謙「…」
不審そうな顔であたしを見てくる謙也
でも…今のあたしの頭の中はゆっきーでいっぱ
い
「なぁ、もし白石君が入院したら謙也やらどうする?」
そう尋ねたら謙也はっとして真剣な表情になる
みんなに会いたいな…
昼間の電話を思い出したら急にみんなが恋しくなってきた
そういや真田とジャッカルの声聞いてないなぁ
謙「リリ⁈」
「ん?」
謙「どうしてん?」
謙也の手が伸びてきてあたしの頬にふれた
「へ?」
謙「涙…」
謙也に涙を拭われて初めて涙を流してることに気づいた
「何でやろ?」
むっちゃカッコ悪いやん!!
謙「ほんまはあっちにおりたかったんちゃうん?」
「へ?」
謙「幸村のこと心配なんやろ?」
「…うん」
謙「また、幸村の容態が安定したら来たらええやん」
「いや、せっかく来てんねんし楽しまなそんやん」
そう言って笑ってみせたけど、謙也は苦笑いを返してきた