seasonーwinterー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「はぁ」
四天宝寺のテニスコートに案内されたあたしは練習に励む部員を見てるんやけど…漫才の練習ちゃうやんな?って思うくらい笑いが絶えへん
「真田なら絶対無理やろうな」
あたしが真田を思い出して空を見上げたら携帯が鳴った
「もしもし?」
『俺…』
「おれって知り合いはいませんけど?」
『ブン太だよ!!丸井ブン太!!』
「わかってるって」
あまりにも怒るブン太が可笑しくて笑ってしまう
『ったく。で?ついたんだろ?』
「うん。もう四天宝寺にいる」
『ふーん…白石は?』
「いるよ」
『んなこたぁ、わかってるよ。どうなんだよ?』
「え?…うん。まぁ…」
ちらっと白石君を見たらこっちを見てた
目があったら笑顔で手を振ってくれた
恥ずかしい!!
『あのさ』
ブン太の声で現実に引き戻された
「何?」
『お前』
そう言った途端に声が遠のいて言い争いが聞こえた
『リリ先輩!!早く帰って来て下さいよ!!いつ帰って来るんスか!?明日っスか?』
次に聞こえてきたのは赤也の声。あまりにも大きいから思わず耳から遠ざけた
「明日なわけないやん」
『じゃあ明後日っスか!?あっ!!ちょっ━久々の大阪はどうだ?』
「蓮二!?今みんなでいるん?」
『部活の最中だからな』
「そっか…大阪は…おもしろいよ」
『いぃデータはとれそうか?』
「いや、それは」
『何だ?俺は弦一郎に偵察に行くと聞いていたのだが…━どうじゃ?久々の地元は?』
「え?!蓮二は??」
また代わった話し相手
みんな部活は?!
『俺じゃ不満か?』
「不満とかじゃないけど」
『こっちはみんなそれなりにやってるぜよ』
とかなんとか言いながらみんなの様子を話してくれる仁王
昨日まで行ってたやん…
『もしもし?忍足さん?』
はっ!?また声が…
「比呂士…」
『お元気そうですね!!今部室に来たら仁王君に携帯電話を渡されましてね』
嬉しそうに話す比呂士に、だから昨日までいたやん!!何でそんな久々に話したみたいになんの!!ってつっこみたくなる
『それでは、丸井君にかわりますね…━もしもし?』
「え?あっうん…」
『クリスマスに帰って来るんだろ?』
「うーん、多分」
『多分?』
「まだわからん」
『わかるだろ、つーか帰って来いよ』
「何で?」
『…じゃあもぉ帰ってくんな』
「何なん?!その言い方!!」
『白石といればいーじゃん』
「何でブン太に言われなあかんのよ!!」
急に切れだしてなんなわけ?
『ブチっ』
「切られた!!」
何なんブン太の奴!!意味分からんし!!