prologue
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「テニス部…テニス部…」
丸「あ!お前確かジャッカルの…」
「あ、えっと…丸井君!」
丸「せーかいっ!璃梨だよな?」
「うん」
丸「何やってんの?」
「テニス部探してて」
丸「テニス部?もしかして、テニスしてんの?」
「ううん。見学」
丸「あぁ、中学から始めるって感じ?」
「違う、違う!男子テニス部やで」
丸「男子?なら、一緒に行こうぜ!俺も今から入部届けもらいに行くし!」
笑顔になった丸井君に頷く
「丸井君テニスしてんの?」
丸「まぁな!でも、見学って?」
「実は人を探してて」
丸「人探し?」
キョトンとされる
「うん」
幸村君と真田君。
きっとテニス部にいるはず!
丸「へぇ」
「多分、テニス部にいるはずやから」
丸「そっか。テニス興味あんの?」
「ん?興味…うん、まぁ。弟もしてるし」
丸「へぇ、弟いるんだ!」
「うん!双子の弟いる」
丸「双子?!なら、この学校にいんのかよぃ?」
「ううん。弟は氷帝」
丸「氷帝?!お前、東京から来てんの?」
相当驚いたらしく、噛んでたガムを落とした丸井君
「あ…」
丸「あぁー!」
「よかったら、あめちゃんあげよか?」
丸「あめちゃん?」
頷くとポケットに手を突っ込む
「あ、ガムも入ってたわ!どうぞ!」
丸「ま、まじでもらっていーの?」
キラキラした目で言うから、笑ってしまった
「どうぞ!私食べへんから!」
そう言って飴とガムを丸井君の手の中へ
「まだあるわ」
ポケットの中に大量に入ってる
そーいえば侑士が駄菓子屋見つけた!とかいうていっぱい買ってきたんやった
丸「お前のポケット…どうなってんの?」
お菓子で山盛りになった自分の手を見ながら驚く丸井君
「どんなけ詰められるか昨日の夜弟と勝負してたん忘れてたわ!はい、これで全部!」
丸「サンキュー!」
めっちゃ嬉しそうな丸井君に私まで笑顔になる
「おすすめはこのグリーンアップルのガムかな!」
丸「へぇ!うまそう!」
おすすめのガムを口に入れてうまい!って喜んでる
丸「でも、東京からなら遠いよな?部活は入らねぇの?」
「東京ってゆーても1時間かからんくらいやから、入るつもりはしてる!まだ決めてないけど」
丸「へぇ…あ!ならマネージャーになれば?」
マネージャー?
「マネージャーとかあるん?!」
丸「い、いや。わかんねぇけど」
あまりに私が力んだから、驚かれた
「そっか、マネージャーか…」
丸「なくても頼めばいーじゃん!俺も言ってやるよ!」
そう言ってウインクした丸井君に笑顔になって頷いた
ーマドンナとボレーの名手ー