seasonーwinterー
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手術室から出て来たゆっきーはあたしがいる間に目を覚ます事はなかった
「…」
帰り道、誰も言葉を発する事なく歩いていた
仁「リリ」
ジャッカルのマフラーを掴んで歩いていたあたしは呼ばれて振り返った
仁「戻って来てくれんか?」
「…」
たまにしか見せる事のない仁王の真剣な表情
仁「リリがおらんとやる気せん」
ふっと笑っていつもの表情に戻った仁王
比「忍足さんが来なくなってしまってから寂しくなってしまいましたからね」
比呂士も眼鏡をくいっと上げながら言う
仁「お前さんがおらんと静かっちゅーか平和っちゅーか」
桑「平和ならいいんじゃねぇのか?」
口を挟んだジャッカルのマフラーをひっぱり黙らした
蓮「リリが来なくなり、赤也のやる気は大幅に下がったな」
真「けしからん」
切「リリ先輩、俺も戻って来て欲しいっス」
みんながあたしを見てる
仁「真田も思うじゃろ?リリは必要じゃ」
真「精市に約束をした」
真田が真っ直ぐにあたしを見る
真「我々は無敗であいつを待つと」
みんなをオレンジ色の太陽が照らす
真「全員で全国三連覇をやり遂げる。全員でだ」
真田…
「あたし…」
仁「泣きなさんな」
仁王の手が頭に乗った
比「みんなで幸村君の帰りを待ちましょう」
比呂士の言葉に頷くとみんなの顔に笑顔が浮かんだ(気がする…
切「よっしゃ!!リリ先輩さえいれば真田副部長だって」
蓮「弦一郎だって何だ?赤也」
切「いっいや!!何でもないっス」
「よし!!みんなで夕日に向かって走ろう!!」
そう叫んで走り出したけど誰もついて来てくれへんかった
蓮「リリ、駅は反対側の道だ」
嬉しさボルテージがマックスやったのに一気に下降した