seasonーautumnー
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幸「リリ、大丈夫かい?」
保健室で寝てたらゆっきーが来てくれた
「うん…」
起き上がってゆっきーを見ると心配そうな表情
何か迷惑ばっかかけてんなぁ
幸「あんまり無理しちゃだめだよ?」
「ごめんなさい」
あたしほんま…
落ち込むわ
幸「フフ、そんなに落ち込まなくていいよ」
「…何かあたしゆっきーに迷惑ばっかかけてる気がする」
俯いて掛け布団を握りしめてる拳を見た
幸「そんな事ないよ」
相変わらずの優しいトーンのゆっきー
「心配だってさしてるし」
幸「俺が勝手にしてることだから」
あたしの手をふわっと温かい手が包んだ
「ゆっきーが誰よりも強いなんて不思議や…」
あたしの手を包む綺麗な手を見てたら思わず言ってしまった
幸「俺は弱そうに見える?」
可笑しかったのか笑って言うゆっきー。
その表情を見てもやっぱり思えへん
「真田ならあぁって感じやけどゆっきーは…」
幸「弱そう?」
もう一度言われてあたしは首を振る
弱いとかじゃなくて…
ゆっきーは…
「儚い?」
幸「儚い?」
ゆっきーはあたしの答えに目を丸くする
そりゃそうやんな。あたしも何言ってんの?って感じやもん
「わっわからへん!!」
自分で言ったことが恥ずかしくなってパッと手を離した
幸「俺にはリリの方が儚いように思えるんだけどな」
「え?」
幸「今日は跡部が迎えに来るそうだよ」
「あっ跡部が!?」
幸「もう着く頃じゃないかな?」
そう言って窓の外に目を向けたゆっきー
あたしが儚いって…
幸「それじゃあ俺は練習に戻るよ」
立ち上がったゆっきーにお礼を言うと微笑んでくれた
幸「リリ、俺はずっと待ってるから」
「ゆっきー」
幸「元気なリリの笑顔が見れるのを楽しみにしているよ」
そう言い残してゆっきーは保健室から出て行った
あたしが元気なゆっきーを見たのはその日が最後やった
結局風邪をぶり返したあたしは再び一週間寝込む羽目になった。完治して学校に行く頃、季節は秋から冬になっていた
―season autumn―
保健室で寝てたらゆっきーが来てくれた
「うん…」
起き上がってゆっきーを見ると心配そうな表情
何か迷惑ばっかかけてんなぁ
幸「あんまり無理しちゃだめだよ?」
「ごめんなさい」
あたしほんま…
落ち込むわ
幸「フフ、そんなに落ち込まなくていいよ」
「…何かあたしゆっきーに迷惑ばっかかけてる気がする」
俯いて掛け布団を握りしめてる拳を見た
幸「そんな事ないよ」
相変わらずの優しいトーンのゆっきー
「心配だってさしてるし」
幸「俺が勝手にしてることだから」
あたしの手をふわっと温かい手が包んだ
「ゆっきーが誰よりも強いなんて不思議や…」
あたしの手を包む綺麗な手を見てたら思わず言ってしまった
幸「俺は弱そうに見える?」
可笑しかったのか笑って言うゆっきー。
その表情を見てもやっぱり思えへん
「真田ならあぁって感じやけどゆっきーは…」
幸「弱そう?」
もう一度言われてあたしは首を振る
弱いとかじゃなくて…
ゆっきーは…
「儚い?」
幸「儚い?」
ゆっきーはあたしの答えに目を丸くする
そりゃそうやんな。あたしも何言ってんの?って感じやもん
「わっわからへん!!」
自分で言ったことが恥ずかしくなってパッと手を離した
幸「俺にはリリの方が儚いように思えるんだけどな」
「え?」
幸「今日は跡部が迎えに来るそうだよ」
「あっ跡部が!?」
幸「もう着く頃じゃないかな?」
そう言って窓の外に目を向けたゆっきー
あたしが儚いって…
幸「それじゃあ俺は練習に戻るよ」
立ち上がったゆっきーにお礼を言うと微笑んでくれた
幸「リリ、俺はずっと待ってるから」
「ゆっきー」
幸「元気なリリの笑顔が見れるのを楽しみにしているよ」
そう言い残してゆっきーは保健室から出て行った
あたしが元気なゆっきーを見たのはその日が最後やった
結局風邪をぶり返したあたしは再び一週間寝込む羽目になった。完治して学校に行く頃、季節は秋から冬になっていた
―season autumn―