一週間休んだあたしは緊張しながら教室に入った
病院に行ってから来たから今は昼休みや

｢リリ!?｣

あたしに気づくなりアキコ達が寄ってきた

｢ヒドいこと言ってごめん!!｣

頭を下げたあたしにヒロミが抱きついてきた

｢いつの話よ!!そんなことより寂しかったんだからねぇ｣

｢リリが居なくてヒロミが大変だったんだから!!｣

｢大変じゃないわよ｣

ヒロミとアキコの言い合いが始まった

｢まぁまぁ。あ、ジャッカル｣

２人に苦笑いしてたらジャッカルが見えた

桑｢もう、いいのか？｣

｢ん？元気やで!!こないだはごめんな｣

桑｢いや、それより…もう…｣

黙り込んだジャッカル
その表情からして何を言いたいのかわかる

｢ごめんな｣

桑｢…｣

泣きそうなジャッカルに飛びつくと頭をべちっと叩いた

｢ほら!!ゆっきーの教室まで進め!!｣

桑｢…わかったから暴れるな!!たくっ｣

ちょっと涙目のジャッカルの顔を見たら笑いそうになった

｢ジャッカル、ありがとう｣

小さく呟いたからきっとジャッカルには聞こえてないはず!!

幸｢リリ、風邪治ったんだね｣

ゆっきーの教室に行くと真田と蓮二もいた

真｢この季節に外で居眠りするなどたるんどるぞ!!｣

蓮｢リリ、少し痩せたのか？｣

相変わらずの三人に嬉しくなる

桑｢言われてみれば軽くなっているような…｣

｢やっぱリリ軽い？｣

桑｢軽くはない｣

｢黙れ｣

知ってるわ

幸｢フフ、赤也にはもう会ったかい？｣

｢ううん｣

蓮｢早く顔を見せてやれ｣

幸｢リリがいなくて寂しがっていたからね｣

｢わかった｣

ジャッカルからおりると弦一郎に送られてきた返事の手紙を渡して赤也を探しに行った