seasonーautumnー
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「どうしたん?」
幸「お見舞いに決まってるじゃないか」
にっこり笑うゆっきーに罪悪感がする
「あの…あたし…」
幸「白川さんから話は聞いたよ」
「ごめん…」
幸「どうして謝るの?退部したから?」
「違う!!辞めたのはあたしが望んでやし言い訳もないし…。あたしが謝ったのは何も言わずに辞めた事!!挨拶もなしに辞めて…逃げたみたいやろ?」
まぁ逃げたんやけど
幸「マネージャーに向いてないって言ったのは本当?」
「うん」
幸「俺はそうは思わない。いつも俺達を応援して、支えてくれてたじゃないか」
「そんなん…仕事ではミスするし手伝ってもらってばっかやったし邪魔ばっかりしてたもん」
幸「そんなことないよ。俺や弦一郎や蓮二がリリに仕事のことで怒ったことあった?」
「ない」
幸「リリは一生懸命やってくれていたし俺は不満なんて一つもないよ?それにね、俺にとってはリリがいつもそばで試合を観てくれていることが何よりも心強いんだよ」
ゆっきーの顔が直視できなくなってしまった
幸「俺が言った言葉覚えてる?」
「?」
幸「いなくならないでって言っただろ?」
「うん…」
幸「マネージャーを辞めないでって意味でもだったんだけどな」
「…ごめん」
幸「いや、いいんだ。リリが来たくないならそれでも構わない。でも退部届けは返してもらったから」
「へ?」
幸「俺はリリ以外をマネージャーだとは思ってないし思うつもりもない」
「ゆっきー…」
幸「それと、本当はみんな連絡したがってたんだ。だけど俺がしないように言ったから。まずは俺が直接話をしたかったからね」
「そうやったんや」
幸「あぁ。弦一郎がね、手紙を書こうとしてたんだよ」
「え?」
幸「メールが打てないからって」
弦一郎らしい…
幸「笑顔が見れてよかった」
そう言われて一瞬で顔が熱くなった
幸「それじゃあ帰るよ。部活には出ないとね」
「あっ、わざわざごめんな」
ゆっきーを見送ってから弦一郎にメールをした
返事はきっと手紙で送られてくるんやろうな