seasonーautumnー
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侑「天気ええのに体育館かいな」
グラウンドや思たのに…
「侑士っ!!」
体育の授業がグラウンドな気がして、外に来てた俺は聞き慣れた声に驚いた
侑「何してんねん…」
リリは俺に抱きつくと肩を震わせて泣き出した
侑「リリ?」
何があってん…
わざわざウチまで来るて
「どうっしよ~…」
侑「リリ、大丈夫や。とにかく行くで」
ここじゃまずいからな
跡部に連絡して部室を開けてもろてリリをソファに座らせた
侑「どうしたんや?」
目を真っ赤にさせて鼻をすするリリ
侑「リリ、言わなわからへんやろ?」
「もう…あたしはいらんの?」
俺の目を見て話しだしたリリ
新しいマネージャーが来た言うのは知ってたけど…
侑「リリは辞めたいん?」
「わからへん」
前なら絶対辞めへんて言い切っとったのに…
何がそこまで追い詰めてるんや?
「侑士、あたし自分でもわからんねん。白川さんが嫌いとかそんなんじゃないのに何か自分からみんなと距離置くようになったって言うか…」
リリの目からは再び涙が溢れてきた。手の甲で涙を拭うといつもの強く、凛とした瞳で俺を見つめる
「あたしは…逃げ出した」
侑「ええやん。逃げ出しても」
「よくはないやろ?あんたそんな逃げ出すよぉな姉ちゃんいややろ?」
侑「逃げ出してウチに来たらええやん。みんな喜びよるわ」
そう言うとリリの顔に笑顔が戻った
やっぱり笑ってるんが一番や
「あー!!疲れたぁ!!」
ソファに寝転んだリリ
侑「パンツ見えるやろ」
ロッカーからジャージを取ってかけてやる
「侑士、授業は?」
ジャージにくるまりながら言うリリ。よう言わんわ…
侑「次の休み時間に来るから大人しい待っときや」
「うん」
欠伸をしてるリリの頭を撫でると俺は教室に戻った