prologue
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「はぁ…」
桑「どうした?」
「ん?」
入学式、クラス発表の掲示板の前でため息をついてたら、1人の男の子がそれに気づいて声をかけてくれた
「ま、松崎しげる?!」
桑「松崎しげる?あ、あぁ!俺はハーフなんだよ」
「ハーフ?へぇ」
それで小麦肌なのね
桑「で?どうしたんだ?」
「いや、当然やけど…誰も知らんなぁと思って」
桑「誰も知らない?引っ越してきたばかりなのか?」
「うん。大阪から」
桑「そうか。よかったら、教室まで一緒に行くか?」
「え?いいの?でも…」
桑「遠慮するな。俺はジャッカル桑原だ!」
屈託無い笑顔で手を差し出された
「えっと…忍足、忍足璃梨!よろしく!」
桑「璃梨か。よろしくな」
呼び捨て?!さ、さすがハーフ!
丸「おーい、ジャッカル~!」
桑「ん?ブン太。どうした?」
丸「何やってんだよ?教室行こうぜ」
うわ!赤い髪の毛!
丸「ん?あ…」
近づいてきた男の子はハッとした
「ん?」
桑「?ブン太知ってんのか?」
丸「え?あ、いや。どうしたんだよ?」
桑「あぁ、璃梨って言うらしいんだけど、大阪から引っ越してきたばかりで知り合いがいないらしくてな」
丸「へぇ、大阪から?」
「うん」
桑「それで、教室まで一緒に行こうと思ってな」
丸「ふーん。なら、早く行こうぜ!」
桑「あぁ。こいつは丸井ブン太」
丸「シクヨロ!」
ピースされた
「よ、よろしく」
桑「俺も小学校の時転校してきたから、お前の気持ちわかるよ」
「え?」
桑「それじゃあ、行くか」
「うん!」
立海で一番最初に友達になったのは
心優しきハーフの少年、ジャッカルやった
ー4つの肺をもつ男 ー