seasonーsummerー
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切「リリ先輩行っちゃいましたねぇ」
フェンスを掴みながら赤也が隣にいる仁王を見た
仁「そうじゃな…」
比「二人とも元気がないですね」
比呂士が苦笑いして空を見上げた
切「柳生先輩はリリ先輩が行って寂しくないんすか?」
比「寂しい…ですか…」
小さく呟いた比呂士は眼鏡を上げるとゆっくりと赤也を見た
比「寂しいですよ」
切「…」
幸「リリは俺たちのマドンナだからね」
幸村君が笑顔で赤也の肩に手を置いた
切「マドンナ?」
幸「そう。俺たちの大切な人だろう?」
切「そりゃそうっスけど…俺はリリ先輩が好きなんスよ?」
幸「俺も好きだよ?」
えぇ?!
比「私も好きです」
仁「やっぱそうやったか」
比呂士も?!
蓮「俺もだ」
切「柳先輩まで?!」
丸「ちょっ!!」
幸「どうしたの?ブン太。顔が青いよ?」
笑顔で俺を見る幸村君に悪寒が走る
丸「いやっ、その…マジで?」
幸「何が?」
蓮「赤也と仁王以外は安全だとでも思ってたのか?」
思ってたよ
丸「だってっつーか!!真田もかよ!!」
真「なっ」
桑「ちょっと待て!!俺は違うぞ!!」
丸「マジかよ…」
全力で否定するジャッカルを無視して呆然とする俺の耳元で幸村君が囁いた
幸「俺は手に入れるまで諦めないよ」
丸「?!」
振り返るとニンマリされた
蓮「そうだな」
比「私もこれからは遠慮しません」
切「おっ俺だって!!まずは来年優勝して先輩達に差つけるっス!!」
仁「ほーう、楽しみじゃな」
真「くだらん!!」
桑「おい、俺は無視かよ!!」
リリ、お前が帰って来るまでに俺、殺られてるかもしんねぇ
幸「ブン太、早く来ないと罰ゲームさせるよ」
空を見上げて大きなため息をついた俺を先に歩き出していた幸村君が呼ぶ
丸「罰ゲーム?!」
蓮「グラウンド50周というところか…」
いやいやいや
丸「待てよ!!」
振り返って俺を見てる仲間の元に駆けだした
ー僕らのマドンナ 完ー
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