seasonーsummerー
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結局、赤也からは握力を鍛える物とジャッカルからはブラジルのお守りをもらった
「みんなありがとう。あたしっテニス頑張るから!!」
ワザとらしく叫んだあたしにブン太がラケットを差し出した
丸「俺の天才的ラケットだ」
天才的ラケットって…
丸「お前がマジでテニスするんだったらミクスドのペア組んでやっから必死に練習しろよな」
「ブン太…」
丸「帰ってくんの待ってっからよ」
「うんっ」
ゴチャゴチャ言ってたみんなも静かにあたしとブン太を見守ってくれてた
丸「泣くなよ。笑顔で行ってこい」
堪えられへんくなって泣き出したあたしを抱きしめたブン太
丸「あっちで泣いても慰めてやれねぇんだから…」
ブン太の声が震えた気がして顔を上げるとキスされた
後ろで侑士と赤也、弦一郎が叫んだ気がしたけど今は無視や
「行ってきます」
丸「おうっ」
ブン太と最後にもう一回熱い抱擁を交わすと離れた
跡「気は済んだか?」
「へ?跡部」
幸「跡部も来てたんだ」
腕を組んで壁にもたれてた跡部が鼻で笑ってあたしに近づいて来た
跡「見送りに来たわけじゃねぇよ」
丸「じゃなんだよ?」
「嫌みを言いに来たんか?」
跡「俺様はそんなに暇じゃねぇ。ほら、行くぞ」
そう言ってゲートに向かう跡部
「え?何?」
跡「俺も残りの休みはイギリスで過ごすんだよ」
「はぁ?!」
呆気に取られたあたし達の前を颯爽と歩いて行く跡部