seasonーsummerー
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「謙也!!」
謙「リリー!!…何でお前がおんねん」
嬉しそうに走ってきた謙也はブン太の顔を見るなり不機嫌になった
丸「いーじゃん別に」
ブン太はそう言って遠山金太郎の方に歩いて行った
謙「何かあったんか?」
「謙也に話があってさ」
謙「何や?」
「あたし」
白「リリちゃん?」
話そうとしたら白石君がエレベーターから降りてきた
「こんにちわ」
白「こんにちわ。謙也に会いに来たん?」
謙「そや。やし邪魔すんな」
白「はいはい、金ちゃん知らん?」
「金ちゃんならブン太とあっちに…」
そう言ってブン太の方を見ると金ちゃんが嬉しそうにピョンピョン跳ねてた
白「丸井君が遊んでくれてるんや」
ブン太が金ちゃんの頭を撫でたのを見て白石君があたしを見て笑った
ブン太は小さい子とか好きやからなぁ
謙「で?さっき何言おうとしてたん?」
「あぁ、あたし全国大会終わったらイギリスに留学すんねん」
一瞬、目を点にした謙也
数秒後、ホテルのロビーに謙也のわめき声がこだました
「はぁ」
丸「凄かったな」
ホテルの帰り道
あたしとブン太はかなり疲労してた
泣き喚く謙也をなだめるのが大変やった
「白石君、大変やな」
丸「あぁ」
「ブン太、あたし跡部の家行くし部活」
丸「跡部んちに何しに行くんだよ」
言い終える前に尋ねてくるブン太
「留学するって言いに…」
丸「ふーん」
納得したのかよくわからへんけど頷いたブン太と駅で別れて跡部の家に向かった
「いつ来ても大きい…」
あたしの何倍あるんやろってくらいに高い門を見上げた
「インターホンどこ?」
キョロキョロしてたら庭師の人が声をかけてくれた
「跡部、髪の毛戻ってる…」
跡「あーん?」
あたしの前を颯爽と歩いてる跡部の頭は昨日までは確か坊主やったような…
跡「来るなら連絡しろ」
「携帯の電池切れてしまってんねん。ブン太に借りたらよかった」
跡「…丸井といたのか?」
「うん。ブン太の家泊まっててん」
そう言ったあたしに珍しく驚いた顔を見せた跡部
「てか髪の毛どうなってんの?」
あのCMでしてるやつやろか?
跡「何しに来たんだ?」
あたしの質問無視っすか?
「跡部に挨拶しに来てん」
跡「挨拶?」
「あたし全国大会終わったら留学するから」
紅茶を飲もうとしていた跡部はティーカップを落とした