幸｢リリ？｣

何なん…

幸｢リリ!｣

何なんよ

幸｢リリ!!!｣

突然腕を引っ張られてゆっきーの方へ倒れた

｢うわっ!!｣

幸｢どうしたの？｣

｢へ？｣

見上げると心配そうな顔のゆっきー

幸｢泣きそうな顔してるよ？｣

｢え？あたしが？｣

泣きそう？

幸｢どうしたの？｣

｢わっわからへん…なんか…｣

ブンちゃんのカッターシャツのボタンが綺麗につけられてて…

そしたらなんか…急に…

幸｢リリ、大丈夫だよ｣

ゆっきーのカッターを思いっきり握りしめたあたしに優しく微笑むゆっきー

｢ゆっきーぃ!!｣

何かたまらんくなってゆっきーに飛びつくと大きな手があたしの頭を優しく撫でてくれた

あんな変態眼鏡じゃなくてゆっきーがお兄ちゃんやったらなぁ

「ゆっきぃーい！」

幸「お兄ちゃんはいやだなぁ」

えぇ?!

幸｢フフ｣

な、なんで？考えてる事わかるの？
なんで？？

ドキドキしながらゆっきーを見つめる

幸「リリはわかりやすいよ？」

ニコッと微笑まれた