seasonーsummerー
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「ブン太!!」
丸「何でいんだよ…」
驚いてるブン太に駆け寄る
「会いたかったぁー!!」
ギュッて抱きしめた
「………ちょっと」
抱き締め返してくれへんブン太の顔を見る
「そんなに驚く?」
丸「いや…俺が帰ってくんの待ってたわけ?」
「うん」
丸「お前なぁ、連絡しろよ。遅かったらどうすんだよ」
「ジャッカルに午前中で帰れってメールしたもん」
あたしが得意げに笑ってみせるとデコピンされた
丸「で?何だよ?」
「何が?」
丸「お前から俺んとこ来るってことは昨日なんかあったんだろ?」
「ないよ!!」
否定したあたしに胡散臭いと言わんばかりの視線を向けるブン太
「ほんまやって!!何かブン太が恋しくなったの!!」
丸「…まっいいや。で?どうすんの?」
「どうって?」
丸「今から。家来る?」
「行っていいの?」
丸「おう。誰もいねーし」
ニッコリ笑ったブン太
「なんもせんといてな?」
丸「その気になんなきゃな」
「微妙な返答…」
丸「ほれ、早くしろよ」
先にスタスタ歩き出したブン太が振り返って手を差し出してくれた
「もっかぁぁぁい!!なっ?次は絶対勝つし!!」
丸「諦めろって。お前弱くて話になんねぇ」
コントローラーを投げ出すブン太
「お願いお願い!!やっぱピノキオにすんの!!」
マリカー勝負を始めて二時間
一回も勝ててない…
丸「じゃあさ、次お前が負けたら言う事聞くことな」
「え~、じゃああたしが勝ったら?」
丸「聞いてやる」
「よし!!いいで!!でも変なお願いなしな?」
丸「さぁ」
コントローラーを持ちながら意地悪に笑うブン太の頭をくちゃくちゃにしてやる
丸「あっ!!やめろって!!」
すぐさま手首を掴まれた
しかも片手で!!
「あたし、弦一郎と筋トレする」
丸「はぁ?!」
「だってブン太に片手で抑え込まれるほど弱いなんかありえへん!!」
丸「別にいーじゃん。女なんだから」
「よくない!!男女差別するん?」
丸「いや、してねぇし」
「痴漢に遭った時に倒せへんもん」
丸「痴漢?されたことあんの?」
「ない…」
あ、言ってて若干悲しい…
丸「…」
「ブン太?」
丸「電車乗る時は女性専用車両な」
「へ?」
丸「したら大丈夫だろぃ」
「わかったから、ちょっと手加減…」
丸「しねぇ!」
「意地悪!」
結局、勝てへんかった…
三回やったのに勝てへんかった
丸「もう諦めろって」
「ブンちゃんせこい!!」
極めてるんや!!
毎日やってるんやわ!!
丸「意味わかんねぇし。てかよ」
「ん?」
丸「佐伯と写真は撮ったんかよ?」
ブン太の言葉に…
「あ─────?!忘れてた!!」
めっちゃ叫んだ
丸「うるせぇ!!」
「ショック!!むっちゃショック!!あまりの格好良さにそんな事すら忘れてた!!肉眼で見るのに精一杯やった!!」
丸「…」
あたしの言葉にキョトンとなるブン太
「ブン~?」
丸「俺なんでお前なんか好きなんだろ」
「え?!」
何なに?!どした急に!!
丸「ニヤニヤすんな。ノロケてんじゃねぇよ」
あたしのオデコをペシッとしながら呆れた顔をしてる
「何さ!!」
丸「はぁ…」
ため息と共にあたしを抱きしめたブン太
「ブン太?」
丸「リリ」
耳元で名前を呼ばれてドキンとした
丸「お前は俺だけ見てればいーんだよ」
ヤバい!!
見つめられて体中が心臓になったみたいにドキドキしてる
丸「言うこと聞く約束だろぃ?」
ニヤッと意地悪そうに笑ったブン太に言葉が出ぇへんくらいにときめいたあたしはコクンと頷いた