seasonーspringー
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関東大会決勝戦
精市の手術の日
あたし達は精市に優勝旗を持ってお見舞いに行くんや
「精市、大丈夫かな」
蓮「病院にいろと言っただろう」
ソワソワするあたしの肩に蓮二が手を置いた
「だって…」
切「リリ先輩、心配しなくてもすぐに病院行けますよ」
丸「まっ、手術には間に合うだろぃ」
「うん…」
わかってる
わかってるのに胸騒ぎがする
白「みんな、そろそろコートに行かないと…」
丸「もう?」
切「よっしゃ!!リリ先輩行きましょう」
真「リリ、やはりお前は病院へ行け」
「へ?」
丸「何で?」
真「精市についててやってくれ」
弦一郎がそんな事言うとか珍しい…
切「さっさと終わらせてみんなで行きゃいいじゃないっすか」
仁「リリさん、大丈夫ですよ。落ち着いてください」
「ん?」
突然話しかけてきた比呂士の格好をしてる仁王に目をやる
仁「私も真田君の意見に賛成です。リリさんがいると幸村君も心強いでしょうからね」
ニンマリしながらあたしの肩を抱く仁王に思わず殴りそうになった
でも今は見た目は比呂士やから…
柳生雅治め!!覚えとけよ!!
「じゃあ、あたし先に病院に行ってるから」
丸「1人で大丈夫か?」
荷物をまとめるあたしにブン太が聞いてくる
「大丈夫やし。方向音痴ちゃうもん」
丸「そうじゃねぇよ。まぁいいか…俺らもすぐ行くからさ」
「うん、勝ってや?」
丸「誰に言ってんだよ」
ブン太は笑うとあたしのオデコを押した
「ブン太の試合してるとこ」
丸「ん?」
「いっぱい観たい。このチームでどこの学校よりも長くプレーして欲しい…頑張ってな」
丸「まかせろぃ」
ブン太の大きな手が頭を撫でてくれて、ちょっと安心した
切「二人の世界に入んないでもらえます?」
体が後ろに傾いたかと思うと赤也の腕が巻きついてきた
「どっどしたん?」
丸「何やってんだよ」
切「充電っすよ」
赤也の髪が首筋に触れてこそばい
「赤也…こそばい」
切「あーっ」
さらに抱き締められる
目の前のブン太の顔がだんだん不機嫌に…
「赤也、放して」
切「やぁだっ」
やだやって!!可愛い!!
丸「お前なぁ、人目を気にしろっての」
いや、あんたが言うな!!
って突っ込みそうになったよ
「赤也、あたしもう行くから」
切「ほんとに行くんすかぁ?」
そんな寂しそうに言われたら行くに行けへんくなるやんか!!