seasonーspringー
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「しんど…」
たどり着いたのは屋上
「春の匂いがする」
あたしは春が好きや
陽射しが優しい
フェンスまで歩いて行くとテニスコートが目に入った
「中学三年…」
中学最後の一年
精市に誓った約束はみんなの絆も強くしてる
あたし達は全国制覇できると思う
「最後やもん…」
精一杯みんなのサポートをしたい
逃げてたらあかんよな
「よしっ」
深呼吸をして教室へ向かった
「おっはよー!!」
「リリー!!」
廊下にいたアキコ達に挨拶したらヒロミが抱きついてきた
「リリだけ離れるなんて信じらんない!!」
ヒロミがおいおい泣きながら頬ずりしてくる
「まぁ、隣なんだしさ。体育とか一緒じゃん」
アキコが笑顔であたしを見た
「そやん!!こやって廊下で話せるし!!」
あたしが明るく言うとヒロミが恨めしそうに見つめてきた
「丸井と同じクラスなんて!!あたしのリリが危険に晒される!!」
丸「誰がお前のなんだよ」
「丸井!!」
教室のドアの所に呆れ顔のブン太が立ってた
丸「早くリリ返してくんね?」
「何が返せよ!!リリは渡さないんだから!!」
「ちょっ!!ヒロミ!!苦しい!!」
抱き締めてる腕が首にっ!?
丸「リリ、話てぇんだけど」
ブン太はヒロミを諦めたのか直接言ってきた
「…」
丸「怒ってんだろ?」
せっかくサポート頑張るって決めたのに…
揺らぎそうや
丸「ヒロミ、悪ぃんだけど」
真剣に言うブン太にヒロミは腕を離した
できるなら離して欲しくないとかちょっと思ってしまった