seasonーspringー
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「はぁ…」
帰りは駅まで送ってもらって、電車に乗った
侑「リリ」
「ん?」
改札をでたら侑士が立ってた
侑「跡部に連絡もろてん。大丈夫か?」
「別に大丈夫やで。きっとあたしよりブン太の方が困ってると思う」
そう言ったら侑士はそうかってあたしの頭を撫でた
「ブン太はなんであたしなんか好きなんやろ?」
侑「そりゃリリは可愛いからなぁ」
男は誰でも好きなるわって言う侑士に虫ずが走って思わず殴ってしまった
あたしはテニス部以外の男子からは嫌われてる(多分
女子にはマネージャーをすることでファンクラブだか親衛隊だかと喧嘩してからやたらと好かれるようになったけど
でもあたしの顔は平々凡々やし
性格だって問題ありやし
誰かに好かれるほどじゃないはず
あっ、でもゆっきーが言ってたな
あたしみたいなんタイプって…
そんな変わり者も多少はいるんか
世の中はうまい事作られてるんやな
なるほどなぁ…
「侑士」
侑「なんや?」
「需要と供給はうまいことできてるんやな」
侑「なんの話や?リリ、なんやようわからんけど…あんまり考え過ぎんでええんちゃうか?」
「ん?」
侑「あたしなんかって言うとったけど、自分を否定したらあかんで」
「…」
侑「自分を好いてくれとるやつの気持ち、無下にしとるようなもんやからな」
「どういうこと?」
侑「リリの周りの人達はリリやから側におってくれとるんちゃうん?」
「あたしやから…」
侑「あたしなんてやなくて、あたしやから…やで」
「侑士…とりあえずしばいていい?」
侑「なんでや?!結構えぇ事言うたやろ?」
「なんかムカつく」
侑「堪忍やで」
「ムカつくー!」
侑士のくせに!
ちょっとジーンっとしてしまった!