seasonーspringー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
電車に乗れへんから跡部に電話して迎えに来てもらったのはいいねんけど…
「何で跡部ん家なん!!」
跡「あーん?」
あーんじゃねぇよ!!
「家に帰りたい!!」
濡れた頭をブンブン振って跡部に水滴攻撃や!!
跡「何してやがる。やめろ」
頭にバスタオルを被せられた
「あたし…最低やねん」
ソファに座ると跡部が隣に座った
「ほんま最低…」
ブン太はどうしてるやろ?
跡「お前…」
「ん?」
跡部の方を向いたら真剣な顔をしてた
跡「幸せなのか?」
今は軽々しくうんなんて言えへん
人を傷つけた上での幸せなんて許されるんやろか?
「跡部」
跡「何だ?」
「跡部を好きな子っていっぱいいるやん?」
跡「まぁな」
あっさりと認められたら腹立つけどまぁほんまやから仕方ない
「跡部に彼女ができたら悲しむやろ?」
跡「そりゃあな。けど、そんなのと俺に恋人ができるのは関係ねぇだろ?」
「関係ないって?」
跡「…アイドルに恋人がいて悲しむのと同じレベルだ」
こいつ…
跡「そいつらが俺を好きなように俺にだって好きな奴くらいいる。何もおかしい事じゃねぇだろうが」
「そりゃそやけど…その子らに悪いとかさ…悲しむやろなとか…」
跡「お前はその他大勢のために自分を犠牲にするのか?」
そうじゃないけど…
跡「誰だって生きてりゃ失恋くらいするだろうが。それを彼女のお前が可哀想に思うなんざ同情でしかねぇだろ」
う…
「でも…」
跡「でももクソもねぇよ。お前がそう思う事で相手は余計、惨めになるんだよ」
うっわぁ…
グサッときた!!
なんかすっげぇグサッときた!!
「跡部っていいな」
跡「は?」
「格好いい。あたしも跡部みたいになりたい。なりたくないけど」
跡「お前はお前だから…」
「ん?」
跡「いや。まず髪を乾かせ」
「へい」
跡部邸でお風呂を借りて、挙句に制服はクリーニングされてて至れり尽くせりやで!