seasonーspringー
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どうしよう…
ブン太がくれた指輪
これを外したら全部忘れてしまえばいいのに
「なーんてな!!」
河川敷の草の上に寝転ぶと空が綺麗な青やった
「また急にいなくなって…みんな心配するかな?」
あたしなんか心配される資格ないのに…
「どうしたらいいんやろ」
誰も傷つかへん方法なんかあるん?
あたしは誰を一番傷つけたくない?
白川さん?
赤也?
白石君?
「…ブン太」
ブン太を傷つけたくない
でも、それで涙を流す人がいるなら?
「わからん!!」
どうしたらいいんやろ!!
「もーいーやー!!!!」
ゴロゴロ転がってみた
「いったぁ」
鈍い音がして目を開けて起き上がると寝てたらしい男の子がゆっくり目を開けた
「何アンタ?」
すっげぇ不機嫌そうに言われた
「ごっごめん」
「ごめんで済むなら警察いらないよね?」
このくそガキ!!
「すっごく痛いんだけど」
頭をさすりながら言われた
あたしだって頭痛い…
「とりあえずファンタ買って来てよ」
「ファンタ??」
「冷やすから」
そう言われたあたしはなるほど!!とか叫びながら自動販売機にダッシュした
ファンタを二本購入して戻るとすみませんでした!と、謝って男の子の横に座る
「てかさ、冷やすなら別にファンタじゃなくてもよくない?あたしカルピスがよかった」
越「じゃあカルピスにしたらよかったじゃん」
手渡したファンタを飲みながら呆れた顔で言われた
越前リョーマと言う名前の彼は帰国子女らしい
「だってファンタって言うから!!」
越「はいはい」
可愛くない!!顔は可愛いけど可愛くない!!
「ちょっと!!あたしの方が年上やねんで!!もっとこう…可愛くってゆーか」
そう言った途端、押し倒された
越「真っ赤だよ?」
真上にあったリョーマ君の顔がニヤッとして遠のいた
「なっ」
越「まだまだだね」
「生意気!!仕返ししてやる!!」
あたしが飛びかかったらやっぱりリョーマ君の方が上手やったみたいでキスされた
「?!」
越「じゃあね」
歩いていくリョーマ君にあたしはポカーンとしてた
我に返ったあたしの手には温くなったファンタがあって妙に腹が立ってファンタを川に向かって投げた
「ギャッ!!」
ら、栓があいてたから中身がかかってしまった
ほんま最悪…