seasonーspringー
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「ヒーローシ────っ!!」
猛ダッシュしてたあたしは比呂士を確認するや否や比呂士に飛びついた
「比呂士!!あたしを助けて!!」
比「どっどうしたんですか?」
あたしがタックルした腰をさすりながら比呂士が聞いてくる
「ブン太に殺される」
比呂士に隠れながらブン太の気配がないか確認する
昨日、ブン太に話したあたしはどうやら傷つけるとか云々よりも逆鱗に触れたみたいや
でも昨日は話終わった後に侑士が現れて連れ帰された
今日の朝、起きたらブン太から覚悟しとけよのメール
電車を降りて学校に向かってたらブン太が反対側の車道からあたしを呼んだ
本能的に危険を察知したあたしは猛ダッシュで逃げてきたって言う
比「何をしたんですか?」
「白石君への想いをブン太に伝えてん。でもあたしはブン太が大好きやねんで!!白石君はもっとこう…高級ってゆーかスペシャルってゆーか」
比「丸井君が怒るのも仕方ないですね」
比呂士が眼鏡をクイッとあげた
「何で?あたしはブン太オンリーやで!!」
比「ですが、貴女だって丸井君が違う女性を想っていたら嫌でしょう?」
「絶対嫌!!」
力強く頷いたあたしに比呂士は微笑むと前方を指さした
丸「おせぇ」
校門に腕を組んであたしを睨むブン太がいた
「ズルい!!あたしめっちゃ走ったのに!!」
丸「ズルくねぇだろ?!だいたいお前が勝手に逃げ出したんだろ」
「だってブン太怖い顔してたんやもん!!」
ブン太は近道をして先に学校に着いたらしい
あたしの体力返せ!!
丸「あのなぁ……つか何で俺がキレられてんだよ!?俺が怒ってんだろーが!!」
「そうやっけ?」
丸「いぃ度胸だな」
怪しく笑うと横腹をこそばされた
「イヤーッ!!やーめーてー!!」
あたし苦手やねん!!
比「丸井君、忍足さん」
「ん?」
丸「何だよ」
比「真田君が見てますよ」
比呂士の後ろにコートに仁王立ちをしてあたし達を睨んでる弦一郎がいた
切「丸井先輩!!真田副部長が相手になってやるって」
赤也がニヤニヤと軽い足取りでやって来た
丸「い、いや…別に…」
ブン太の顔が固まった
「ご愁傷様」
丸「てめぇ、覚えてろよ」
あたしを睨むとブン太はすっごく嫌そうにコートへ向かって行った
「あれ?そう言えば白川さんは?」
比「彼女ならボールを取りに部室へ行かれましたよ」
「そうなん?手伝って来る!!」