seasonーspringー
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「ふぁ~」
真「なんだその顔は!!」
「弦一郎…おはよ」
朝から怒鳴らんといてよ
真「元気がないな?どうした?」
「別に元気やで」
弦一郎が珍しく鋭い
昨日の夜、部屋に戻ってからずっとモヤモヤしててなかなか寝れへんかった
蔵「おはよう!!今日はえぇ天気やなぁ!!」
真「おはよう。確かに、よく晴れている」
蔵「早よ外で試合したいわ」
笑顔で弦一郎と話す白石君を見てたら切なくなる…
切「どうしたんすか?泣きそうな顔して」
「べっ別に泣きそうじゃないよ!!」
切「そうっすか?」
不審そうにあたしを見つめる赤也から目をそらすと急いで朝食を食べた
蔵「そんな急いで食べたら喉詰めるで」
白石君が心配そうに言った途端、喉を詰めた
「ゴホッゴホッ」
蔵「言わんこっちゃない」
真「まったく…」
切「大丈夫っすか?」
背中をさすってくれる白石君とお茶を差し出す赤也に呆れる弦一郎
恥ずかしい…
「死ぬかと思った」
ハァハァ言いながら涙を拭いたら白石君が微笑んであたしを見てた
あ───っ!!胸が苦しくなる!!
居てもたってもいられなくなったあたしは早々にご飯を切り上げてその場を離れた
「あ、桜が咲いてる…」
窓から桜の木が見えた
ゆっきーに見せたいなぁ
去年はみんなで合宿の後、お花見してんな…
跡「何ぼーっとしてんだ?」
「跡部」
声がして振り返ったら跡部がドアのところにいた
跡「桜か…」
跡部が窓の外を見て呟いた
「綺麗よな!!すぐに散っちゃうけど…」
儚いな…
そう思ったら病室にいるゆっきーが頭に浮かんだ
どうしてるんやろう?
早く会いたいな…
跡「なんて顔してやがる」
「へ?」
頭に手を置かれたから跡部を見たら跡部が悲しそうに笑ってた
跡「…俺が好きだって言ったらお前どうする?」
「え?」
急に真面目な顔する跡部
跡「フン、冗談だ」
なんじゃそりゃー!!
「なんなんよ!!ビックリするやんか!!」
跡「何本気にしてやがる。これだから」
「うるさい!!」
跡部の胸にパンチすると部屋を出た
「ほんまなんなん!!からかうなっつーの!!」
侑士見つけ出していじめてやる!
「そうと決まればコートや!!」
あたしはコートに向かうべく走り出した