seasonーautumnー
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神様は不公平やと思う。
可憐な女の子が
男子諸君の心を
鷲掴みにしてしまう
よーにした神様なんか
大嫌い!
―僕らのマドンナ―
昼休み、いつものように聞こえてくる会話
「白川さんマジ可愛いよなぁ」
「癒されてぇ!!」
「あぁ、俺のマドンナ」
白川さんこと白川ユリはうちの学年、むしろ学校?でアホ!!ほどモテてる
優しくて可愛くて大人しくて頭が良くてピアノが上手でお花大好きらしく、まさにマドンナ。
「指くわえて見てるくらいなら、告白したらええのに…」
つい言ってしまったあたしは周りから一斉に視線を浴びる
「リリ!!あんただって白川なんかに負けないくらい可愛いわよ!!」
「あたしはリリの方が好きだよ」
「私も味のあるリリだわ」
みんなが口々にあたしを慰めにかかる
「いや…え?てか、味?」
つっこもうとしたらバレー部キャプテンのアキコに肩を掴まれた
「あんたは確かに頭も悪いし性格にも問題ありだけど…あの氷帝の忍足侑士の姉だけあって顔はSクラスよ!!」
アキコ、握力強い!
つか、親指バッチリ立てられても…
「てか、侑士が出てくんの」
「そうよね、あの氷帝の忍足侑士と双子だものね」
「いや、だから」
「あの氷帝の忍足侑士と言えば千の技を持つ天才!!」
「でもやっぱり氷帝と言えば跡部君よね!!」
「あたし跡部君超好き!」
そんなこんなで昼休みは氷帝の話題で盛り上がり終わっていった。
あたしの話なんて誰も聞いてなかったし…
よし、帰ったら侑士を…ふふふ
どうやって侑士を可愛がるか考えてる内に授業が終わった
「部活やぁー!!」
「今日、ミーティングでしょ?」
やる気満々に立ち上がったあたしにテニス部マニアのモエが教えてくれる
「そうやった…」
モエに心から敬意を抱いてお礼を伝えるとあたしはブン太のクラスに向かった。