天命は巡り逢う 第三章

蓮が眠りについたあと、遥は教室に戻り彼が良くなるのを待とうかと思ったが、やはり帰った方がよいと判断する。

「ごめん、体調悪くて、帰るね」

龍真にそう話し、蓮が倒れ、保健室にいることを告げると教室を出た。


ー恐れていたことが起こってしまったー


この騒ぎで、もしかすると自分の居場所が奴らにわかってしまうかもしれない。
廊下を歩き、下駄箱で靴を履き替え、徒歩で今の住むアパートへと向かう。
鞄の中にあるスマホが鳴った。
遥は取り出し確認する。
ショートメールだった。

《無事だ、安心して欲しい》

短い文面だが、遥はほっとした。
しかしそのあとに続く文字に彼女は目を疑った。

《NBの資料が流出した、危険》

「そんな……」

しばらく遥は画面から目が離せないでいた。





続く。
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