短編
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直情怪行
※人を選ぶ内容です。とても注意。なんでも許せる方向け
「んいあぁぁ!やらぁっ!も、やめっゆるして!」
腰を捕まれ奥に押し付けるように突かれると目の前の男に教えられた快楽が頭の奥で弾けた。それでも尚休む事無く出し入れされる熱から逃れようと首を降るが顎を捕まれ無理矢理口付けられ阻止される。衝撃が腹の奥へ届く度にいろはの体はビクビクと痙攣し、もう何度果てたかすら分からなくなっていた。
いろはの下半身は石原が吐き出した液で汚れており、石原のものに纏わりついて滑りを良くするといろはの中で掻き混ぜられ一層快楽を生み、狂気を蓄積していく。
「ンうぅ、ふぅっんんぅ、」
一体何時まで続けるつもりなのだろうか。後ろで縛られた手は既に痺れて感覚が無くなって居るし茜色だった空は闇に隠れていて男の顔は今はもう良く見えない。…なんでこんな事に。薄暗い天井を見つめながらいろははぼんやりと思考を走らせた。
体調を崩した祖母の代わりに最近ずっとタバコ屋の店番をしていて、この男はタバコを良く買いに来る客の一人だった。他愛のない事を二、三言話した事はあれどただそれだけの男だったはずだ。そんなただの客の男、石原はいろはが店仕舞いを終えると急に背後に現れ抵抗出来ないほど強い力で手を引っ張り騒ぐ間もなく家に連れ込んだ。そして震えるいろはを手荒に押し倒すと自身のベルトを抜き取り、手を後ろに硬く縛ってこの拷問とも言える行為に及んだのだ。
「考え事たァ随分余裕だな。それならまだまだいけるだろ?最後まで付き合ってもらおうじゃねェか」
「ちがっ!や、もっむり…!ゆる、てっ…ゆるひてくらさ…あぁぁ!」
押し付けられただけでも果ててしまうのに子宮を抉るように挿入されいろはの腹の奥は意思に関係なく脈を打つように石原を締め付ける。その具合の良さに石原は眉間にシワを寄せると、最奥目掛けて精を吐き出した。いろはの痙攣の収縮を利用して最後まで絞り出すと奥に埋め込んだままいろはの口の端から垂れる唾液を舐め取り口付ける。
嫌なはずなのに、何度も交わした口付けにいろはは無意識に反応を返した。いつの間にか舌を擦り合わせれば快感が生まれることを体は知っていた。
「…どうだ?そろそろ出来上がったか?いろは」
「…ど、して…なまえ…」
弾んだ息を整えながらぼやける視界で石原を見上げると鋭い目に体が震えた。そういえば店でも良くこんな目をしていた。食い入るように見つめて獲物を狙わんとする、毒蛇のような目だ。
「ぁ…や、…ぬいてっ…抜いてくださっ」
それに恐怖がぶり返したいろはは石原の返答を待たずに己に突き刺さったものを抜こうと足掻いたが深いため息を吐かれ固まったように動きを止めた。石原の口元には笑みが浮かんでおり気分を害した訳では無いらしいが、それが尚更不気味だった。
「俺はな、石原ってんだよ。」
「い、しはら…さん…?」
「なぁいろは、もっと欲しいか?」
「ぇ…?、ゃ…ほしくなっ…、」
ずるりと引き抜かれ、栓を失くした液体はこぽっと音を立てて溢れ出した。二度と入れさすまいと足を閉じれば転がすようにうつ伏せにされる。腰を持って力ずくで引き上げられて思わず膝を立てると石原に尻を突き出しているような格好になり慌ててもがいた。しかし有無を言わさず入ってきた熱に嫌という程覚えた感覚が目の前をチカチカと眩ませた。
「ひゃあぁっ!ひぐっ…やめ…っやらっも、やあぁ!」
「しょうがねェな。そんなに強請られたんじゃ、応えてやらねェと男が廃るってモンだ。」
いろはは石原が何を言っているのか理解できなかった。やめて欲しいと言ったのに、どう間違えれば強請っているように聞こえるのか。ゆっくりと始まった律動にいろはは精一杯自由な足を動かして反抗したが捕まれた腰がそれを許さなかった。
「んやぁ!はなしてっ…も、うごかないでっ…しんじゃう……!」
「心配しなくても抜いてと言われた数だけ可愛がってやるよ。お望み通り、お前の体でヌいてやっからよ。……さて、何回言われたかなぁ…いろは、お前は覚えてるか?」
ぞわりと鳥肌が立つ。数時間前に石原に体を貫かれてから数え切れない程何度も抜くよう懇願した。その数だけこんな事を続けると言われたのだ。恐怖に涙が溢れ出し、何度もいろはの体液を吸った布団に新たな染みを作る。
「ヒっ…ごめ、なさ…ゆるしてっ」
「なんで謝るんだよ。いろはは何も悪い事してねェだろ?」
「あぁっ!…ふぅ、んぅ…」
後から抱き込まれ優しい声色で囁かれると無理な体制で口付けられる。いろはが息苦しさに顔を歪めれば直ぐに解放されたが、今度は項や背中に吸い付いて痕を残していった。男に付けられたその印がいろはの胸の底の黒い影を醜く広げ続ける。
そんな事を知ってか知らずか、石原は目の前の光景に思わず熱く濡れた唇を舐めた。惚れた女が自分を受け入れ喘いでいる。散りばめられた赤も縛られた手も快楽に震える腰も苦しい程に興奮させる。何度吐き出しても尽きない性欲に、石原は自分がそういう性分だと言うことを生まれて初めて知った。
「あ、あっ!らめ、あっあぁ!っ…おくっやぁ!んやっ!おく、つかないでっ!」
「分かってるさ。ここがいいンだろ?」
「ひぃ!?あっ、あっ、あっあ゛あ゛あ゛ぁ゛ーー!」
腰を抱き締めるように捕まえて激しく揺さぶればいろはは潰れた様な声を上げて果てた。射精を強請る中を無視して動き続けるといろはの声が掠れて音にならなくなってしまい思わず動きを止める。流石に心配になり腰から手を離すと面白い程にガクガクと腰を揺らして崩れ落ち、石原の口角が歪に持ち上がった。
「はは、良すぎて壊れそうか?」
力なくうつ伏せになったいろはの足を跨いで太ももの裏側に座るようにして抜けてしまった己を差し込むとかわいい悲鳴が聞こえ少し下を向きかけていたものが腹に着くまでに起き上がる。いろはが思っていたよりもいい反応をするものだから加減を読み間違えそうだと石原は頭の中でいろはを責めた。無理矢理とはいえ、行為自体は優しくしてやらなければ意味が無い。石原はただの一時の欲の為にリスクを犯しているわけでは無かった。全てはこの、少女の面影を残す女を手中に収め、飽くまで円満に傍に置く為であった。しかし何年店に通い詰めても、どんなに話しかけても、自分に興味が無い様子のいろはに石原はとうとう我慢の仕方を忘れてしまった。そうしていろはを手に入れ傷付いた自尊心まで満たされた石原は後もう少しで千切れてしまいそうな理性を必死に繋ぎとめていた。
「ぁぐ、ふっ…んんっあぁ!」
「気持ちいいって言えよいろは、ほら。」
「んや!っやぁ!んんっあ、あ!」
いろはがなんとか首を振って拒絶すれば石原の不気味につり上がった口角が下がった。これだけぐちゃぐちゃに犯しても自分の元に落ちてこないいろはが憎らしい。一目見たときから欲しいと思った。それなのになんでいろはは俺を求めないのか。…こんなに善くしてやっているのに。腹の底から湧き上がりそうになるものを深呼吸で抑える。台無しにしてたまるか。何がなんでもいろはを俺の女にする。
「…なんだよ、善くねェのか?なら前戯からやり直すか」
「っ!きもち…ぃ!あんっ、あっあ!きもちい、からぁ!」
「あぁ。そうだよな。じゃあもっと欲しいよな?そうだろ?」
「!?やあぁ!あ、あ、あぁ!」
低くなった石原の声に怯えて言うことを聞いたのに機嫌が治っただけで苦しいのは変わらなかった。いろははただ歯を食いしばって打ち付けられる暴力的な快楽に耐える事しか出来ず、拳を痛いくらい握り締めて大きな絶頂を乗り越える。涙と涎で濡れた頬を石原が優しく撫でたのをいろはは理解出来ずにいた。
「これ、外してやる。痛てェだろ」
自分がした事を忘れた様な物言いに石原の所為だと声を張り上げてやりたかったが、いろははもう息をするのがやっとでとてもじゃないが返事などできなかった。しかし石原は気にすること無く己を抜き去り、ベルトを解くといろはを仰向けに寝かせ覆いかぶさる。
やっと解放された腕は痺れて思うように動かせず、石原を押し退けられない悔しさにいろはは流れる涙を他人事のように見送った。
「首に手ェ回せ」
「はんぅ…ふ、はぁっ…んぅっ、」
ぐずぐずに蕩かされた所に未だ固さを保ったものを擦り付けながら口付けられる。いろはは言われるままなんとか手を動かそうと試みるがまるで自分のものでは無いかのようにのたうっただけの腕に首を振った。
「いた、…」
「チッ…しょうがねェ」
手を開かれ指を絡ませられるともう一方の手も同じ様にされぎゅっと握られる。冷えた手に石原の熱い手は心地よかった。痛がったり苦しがったりすれば直ぐに止めてくれるのがいろはのただ一つの救いだった。いろはに性交の経験がないと気付くと時間をかけて丹念に慣らされ破瓜の時でさえ余り痛みを感じないよう配慮されたおかげで別の苦しみを味わわされる羽目になったのだ。
「あ…ふ、あぁっ…んん、くぅっ」
「なぁいろは、知ってっか?ここより先、入れるんだぜ。」
「あぐ、んあ゛ぁっ!?」
ゆっくりと挿入られ突き当たりを優しく突かれたと思えばそのまま腰が押し付けられ、ゴリュッと下腹部から音が聞こえていろはは仰け反った。少しの痛みと共にそれ以上の快楽が駆け上がってくる。石原が腰を引けばまた音が鳴り、押し付けられると音とともに強い快感がやってくる。
「んあぁっ、んぐっ!ぎっ、こわ…れあ゛ぁ!」
「大丈夫だ、ゆっくり慣らしてやる」
自分の身体から聞こえるはずのない音がする事に不安になりながらも音が鳴る度に気持ちよくなりいろはは直ぐに痛みを忘れた。そんな音をさせて、石原のものが自分の何処に入っているのかいろはには分からなかった。快感だけを敏感に捉える様になった身体と鈍くなった思考ではただ優しく突かれる快楽に酔いしれることしか出来なかった。
「あ゛っぎ、もちっ!きもちぃ…!なんれ、んあ゛っんう、あぁ!きもちいよぉっ!」
「そりゃあ結構なこった。いろは、舌だせよ。寂しいだろ」
石原の言う通りに舌を伸ばすと熱い舌がいろはを捕まえて絡まる。ざらざらとした舌触りが気持ちよくていろはが夢中になって舐めていると石原の笑い声が鼻から抜けた。いろはの舌を口内に含み音を立てて吸い上げ舐めとると今度はいろはの口の中で暴れるように絡み合い、うっとりと吐息を漏らす。
「ふぁ…んぅ、はっ…もっと、おぐ、もっとぉ…っ」
「あぁ、いろはが俺のものになるなら幾らでも気持ち良くしてやるよ。…どうする?」
「く、ふ…ん…なるっ…い、しは…さんの…あっ…いしは、さんのっものに…なる、ぅああっ!」
少しだけ速まった律動に音の間隔も短くなる。いろはの頭はもう考える機能をなくしてしまっていた。手は動く様になったかと問われ、返事の変わりに首に抱き着く。腕の怠さなんて石原から与えられる快楽に比べればなんてこと無かった。
「俺の女になるって?」
「なるっ…あ゛ぐっ、ふぁっ…こい、びとにっ」
「それもいいけどよォ…俺ァお前の全部が欲しんだよ」
「んぐ、やぁっ…!あげうっ…ぜ、ぶ…っ…、うっあぁっ!はう、んあ゛っあ゛っ」
「…ならこれで晴れて俺のものって訳だ。悪かったな、今まで散々強姦紛いなことしちまった」
「いいっ…んうっ!このまま、もっとぉ…!」
石原は笑いが止まらなかった。やっと欲しかったものが手に入ったのだ。いろはを抱き締めながら速度を増すとだらしない声が耳元に漏れ、首に回された手に力が篭る。子宮口にカリが引っかかる感覚に射精感が募っていく。
「あ゛ぁっ!が、ぎぁ゛っき、もぢ…あ゛ぁぁ!」
「は、いろはっ俺に、惚れたか…?」
「あ゛っあ゛っすきっ!だいすき、ひぐっんいぃ!くりゅっあぁ゛!すご、の、っくゅ…っあ゛ぁ゛ーーーーーー!!」
抱き合ったままほぼ同時に絶頂を迎えると石原は荒い息を整える間もなく直ぐに意識を落としたいろはの頬を撫で口付けた。射精を終えゆっくりと引き抜けばぐぷぷっといやらしい音を立てて精が零れる。
「…なに寝てんだよ」
それを己で掬いとりすぐ上の突起に腰を動かし擦り付けた。いろはの太ももを掴んで閉じさせると柔らかい肉に挟まって気持ちがいい。数回繰り返せば萎えかけていたものが硬さを取り戻しそそり勃った。
「……これじゃ、嫁の貰い手もつかねぇな。」
溢れ出す白濁に栓をする様に差し入れて鼻がつくほど間近でいろはの顔を覗き込むと、堪らない高揚感に破顔した。欲しかったものが手に入った。後は逃げ道を潰してやるだけだ。いろはの傍に居てやれるのは俺だけだって事を教えなければいけない。
ゆっくり腰を動かしてすっかり赤く熟れた肉の間から自分の液体が溢れてくるのを見ていると自然と笑いが転げ出た。白に溶け込めずにいる血の色の痕を何度も何度もゆるゆると撫で、石原は目の前に横たわる女を飽きることなく見つめ続けた。
2018/03/17
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