今夜もマヤは、授業のことを思い出しながら、シャワーを浴びていた。自分がなぜ下着をはいているのか考えていた。

「なぜ、下着をはく必要があるんだろう？」
マヤはまず、そこから考えはじめた。着用する理由は何だろう？女性であるから当然のこと？不測の事態になっても、性器を見られることを隠すため？それとも、下着で性的なアピールをするため？そうすると、下着は性器を隠すけど、下着それ自体は見せるためにはいているの？見せパンは、見られてもいいものだけど、やっぱり普通の下着は見られたら恥ずかしいし。

授業で先生が言っていたことを思い出した。「自分が何をしたいか、何を望んでいるか、その答えを見つけるために、自分自身に問いかけることが大切なんです」と。マヤは、自分が下着をはくことに疑問を感じたので、その答えを見つけるために自分自身に問いかけることにした。

「私にとって、下着をはくことは本当に意味があるのだろうか？」
下着をはくことで、大切なものを守っているという感覚があるけれど、それは必要なのだろうか。処女で性的な経験なんてほとんどしていない自分が、下着をはいているのは、自分を守っているのではなく、自分自身を縛っているのではないだろうか。マヤはだんだん、そんな気がしてきた。

「ノーパンで過ごしたら、どうなるのかな」

シャワーを浴びながら考えていたマヤは、無意識のうちに陰核へ指をあてていた。そっと撫でると、身体が反応し、熱くなっていくのが分かった。この感覚にはもう慣れ始めていた。

「でも、下着をはいてない、ノーパンだということが、バレたらどうしよう…」と、マヤは一抹の不安を感じながら、陰核を撫で続けていた。

スカートがめくれてしまうかもしれない。ジーンズがずり落ちたらお尻が見えてしまうかもしれない。バレてしまったときのことを想像するだけで、恥ずかしくなってドキドキしてしまう。でも、そんなことを気にしていたら、新しい経験ができない。下着をはかない、ノーパンで過ごしてみることは、自分のことをよりよく知るためのチャレンジ。マヤは、そう結論した。

「私って、本当は変わっているんだろうか…」結論したけれど、不安が消えたわけではなかった。だから、マヤは自分自身に言い聞かせるように、声に出した。
「これでいい、ノーパンに挑戦する私は私であって、周りのことを気にし始めたら何もできない、こういう自分自身を受け入れることが大切なんだから。」

処女なのにこんなに性的な欲望があることはどうなんだろうか、という悩みもある。けれでも、今は自分自身の欲望に正直になろう。そう思いながら、マヤは陰核を撫で続けていた。

「でも、もし誰かにノーパンだということが、ホントにバレたらどうしよう……恥ずかしい……どうなっちゃうのか怖い……」と再び不安に襲われながらも、陰核をいじり続ける。恥ずかしい、怖いという気持ちと、陰核からの快感が、体をますます熱くしてゆく。この興奮はもう止まらなくなっていた。自分自身をより深く理解するために、性的な欲求や感情に正直になることが必要だと思う。そして、新しい自分自身との出会いを期待して。

鏡の中の自分自身に向かって、マヤは言葉を掛けた。
「自分が選ぶことで、自分自身をより深く理解することができる。そして、自分が本当に求めていることに気づくことができる。だから、私はノーパンに挑戦する。」

とても大きな挑戦、でも、新たな経験や発見のためなら、魅力的な挑戦でもあった。
だから決断をくだした瞬間、マヤは自分が少し自由になったような気がした。