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悪戯は命取り!?


「主上、邵可様、お茶をどうぞ。おみかんも・・・そちらの絳攸様と藍将軍もどうぞ」

「いやほんと、[#da=2#]殿、申し訳ない・・・」
まだ少し青い顔をした楸瑛と、隠れている間に聞かされて笑いを堪えていた絳攸が出てくる。

「だからお前は常春頭だというのだ。相手を考えろ。せっかく黄尚書が[#da=2#]溺愛だということを教えてやっておいたのに」

「あの・・・絳攸様、どうしてそうなるんでしょうか?」
「お前、わかってないのか!?どう考えてもそうだろうが!!今日の服だってお揃いペアルックだろうが!」

「毎回じゃありませんよ?」
何やら見当違いの回答をする[#da=2#]。

「確かに・・・先程の態度を見る限り、相思相愛ラブラブと言うのはよくわかった・・・あの黄尚書がね・・・」
少し立ち直りかけた楸瑛が続ける

「しかし仮面が抱きついてきたのは側から見ると悪いが不気味だし、仮面姿に抱きついているのはなかなか不思議な感じだったな。[#da=2#]殿はなんとも思わないのか?」
「お前、それ黄尚書に言ってみろ、殺されるぞ。それより[#da=2#]、黎深様にみられなくて良かったな」
絳攸は想像してげんなりする。

「黎深様が見たら荒れるぞ」
「紅尚書はどういう気分なんだろうな?花嫁の父?叔父?みたいな気分なのかな?それとも、あの二人は仲がいいから黄尚書を取られた気分なのかな?邵可はわかるかい?」
劉輝は邵可にむいてもらったみかんを口に入れながら首を傾げる。


「まぁ、(黎深は素直ではないから)そんなところだろうと思いますよ。」

(やっぱり邵可様じゃないと黎深様の気持ちはわからない!!)
絳攸と[#da=2#]は顔を見合わして頷き合った。


(さっきの話じゃないが、玖琅がまた[#da=2#]を紅家の姫として、と言い出したから、黎深は鳳珠殿なら託せると手を打ったのだろう。もっとも、二人は知らないことだし自然に惹かれあって今があるのだから伝えるべきではないな、うん。)


邵可は静かにお茶を飲みながら墓場まで持っていく決意をしてにっこりと笑う。
「私は、[#da=2#]が大切にされていて良かったと思うよ」

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