悪戯は命取り!?
「邵可、[#da=2#]はそなたが後見なんだろ、なんで養女にしなかったのだ?」
昼下がり、府庫で茶を飲む劉輝と邵可。
「どうしたんですか、突然」
「珠翠と話していて、[#da=2#]の今後をどうするか話になったのだ。本人は通いでまだ仕事は続ける気のようなのだが。その時に、邵可が後見ときいた」
「そうですか・・・そうですね、彼女の両親が亡くなった時にそういう話も紅家で出なかったわけではないのですが、私は妻を亡くしたばかりでそこまでの気は起こらず、弟たちの養女にするのは[#da=2#]のためにはならないだろう、と思い私が後見という形にして、時期を見て貴陽こちらに呼びました。」
(玖琅の考えでは、黎深か自分の養子にして紅家の姫として婿養子を取るという案だったが結果的に今の形にしておいて桃華のためには良かったかな)
「うちには秀麗と静蘭がいるので、黎深の方に預けてから後宮女官として入れました。秀麗ほどではありませんがそれなりに勉強していたので官吏狙いでも良かったかもしれませんが、女人官吏の2年前だったので話すらなく、むしろ王位継承の混乱期でしたからね。それが彼女にとってよかったのかはわかりませんが、後宮女官にしたことで結果的には黄尚書と一緒になって大事にされているようなので良かったと思いますよ」
「そうか・・それにしても、黄尚書とは意外だったな、
余は顔を見たことがないが、楸瑛の話によると・・・ヒィっ!何やら殺気が!?」
キョロキョロしても誰もいない。
「まぁまぁ、それは当人同士のことなのだからいいではないですか」
悟った邵可は話を終わらせようとしていたら、
明るい声が聞こえてきた。