第二章〜研修編1
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慌ただしく皿洗いを終えて、集合場所に向かう。
進士服が濡れてしまうといけないからと袖付きの
「流石に厩番は匂いがついちまうなー」
研修場所に戻ってきた飛龍が、敵わんという顔をして風呂敷から進士服をもう一枚出した。
「持ってきて正解だったな、ちょっくら着替えてくるわ」
「時間あまりないから早く戻ってこいよ?」
海星の声を受けて出ていった飛龍は、礼部内の空いている室を借りて手早く着替えたらしく、すぐに戻ってきた。
「早くないか?」
「隣の室についたてがあるからそこで着替えろって紅侍郎が」
「あの方は何かとよく気づかれるようですね。外の掃除も今日は少し暑いから水分を取るようにと助言されました」
謝光泉が会話に入ってきた。
見れば、少し顔が赤くなっている。
「光泉殿、陽に焼けたようですね。ほっぺが赤くなってます」
ここらへん、と玉蓮が自分の頬を指して指摘した。
「この時期は陽射しが強いですからね、気をつけた方がいいです」
それぞれの持ち場の情報交換をしているうちに、礼部研修が始まった。