第一章〜進士式編
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状元 馮海星
榜眼 謝光泉
探花 景玉蓮
「おおー、海星くんすごいですね!」
「いや、玉蓮もなかなかだよ。紫州首席というから妥当なんだろうけどな。それにしても…」
「よかったね、飛龍くん!」
第二十七位 管飛龍
「海星、玉蓮…俺、受かったのはわかるんだが、これは”上位及第”とやらなのか?飛翔兄にマジボコボコにされるかも…俺、頑張ったんだよ…州試はケツから数えた方が早かったんだぜ」
及第したというのに、この世の全ての悲劇を背負ったような飛龍がしゃがみ込んでボソボソと言った。
「飛龍くん、落ち込み具合がなんか落ちた人みたいですねぇ、うーん…」
「二十七位か…微妙、ですねぇ…」
全体から見たら上の方、ではあるが、世に言う”上位及第”からは遠い。
「俺、一家の者たちにボコボコにされちまうよー!!」
飛龍の叫びを、木の影から飛翔、柚梨、文仲が見て笑っていた。