Rayお礼SS
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いつもありがとうございます
お礼SSです
※白銀の砂時計ー2
8〜9ページ対応です
ここ数日、御館様と姫様の雰囲気が少し変わった気がする…
御館様は普段以上に姫様を気遣っているし、姫様もなんとなく距離感が近い気がする…なんとなくだけど。
今朝も、2人でお出かけすると言って、午後は景柚梨様と玉蓮姫が来られるから早めに戻るとは仰っていたけれど、寒いのにそんなに早く出られなくても…という時間に出かけられた。
帰って来られてから、何やらお二人でお話しされていたけれど、その時の雰囲気がとても良い感じだったし、お客様で室を出られた時に、御館様が姫様の腰に当てて誘導されてた…玉蓮姫ならともかく、姫様に!
「…ということがあったんです」
「瑞蘭、御館様が姫様を丁寧に扱われるのは姫様が来られたときから変わらないと思うが…」
慎重な家令は少し眉間に皺を寄せて考え込む
「御館様は姫様に簪も贈られてるし…」
「あれは部下に新年の贈り物として差し上げた物だと話されていただろう…まぁその割にはなかなかの代物だったが…」
「まぁ、そうですけどね…」
「そりゃぁ、私も御館様には姫様が一番いい、とは思っているが…なんと言っても紅家直系の姫様じゃし…期待しすぎると10年前のようになるから、私たちが先走ってはいけないよ」
「…」
瑞蘭は両親から聞いて10年前の百合姫の件は知っていた。
誰より真面目で誠実な主人だからこそ、それをきちんとわかってくれる方と幸せになって欲しい。
というのも、その相手は同じように誠実で、主人の本質を知っているかわいい姫様だといい、と思っているのも、家令も自分は同じ思いだろう。
「そう、ですね…」
「先のことはわからんが、瑞蘭の見た通りなら、どんなにいいか…だが姫様は官吏になったばかりだし、仮にそうだとしても長すぎた春にならないといいがな…」
黄家家人たちの悩みはまだ少し続きそうである…
2021.11.28〜 感謝を込めて
お礼SSです
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ここ数日、御館様と姫様の雰囲気が少し変わった気がする…
御館様は普段以上に姫様を気遣っているし、姫様もなんとなく距離感が近い気がする…なんとなくだけど。
今朝も、2人でお出かけすると言って、午後は景柚梨様と玉蓮姫が来られるから早めに戻るとは仰っていたけれど、寒いのにそんなに早く出られなくても…という時間に出かけられた。
帰って来られてから、何やらお二人でお話しされていたけれど、その時の雰囲気がとても良い感じだったし、お客様で室を出られた時に、御館様が姫様の腰に当てて誘導されてた…玉蓮姫ならともかく、姫様に!
「…ということがあったんです」
「瑞蘭、御館様が姫様を丁寧に扱われるのは姫様が来られたときから変わらないと思うが…」
慎重な家令は少し眉間に皺を寄せて考え込む
「御館様は姫様に簪も贈られてるし…」
「あれは部下に新年の贈り物として差し上げた物だと話されていただろう…まぁその割にはなかなかの代物だったが…」
「まぁ、そうですけどね…」
「そりゃぁ、私も御館様には姫様が一番いい、とは思っているが…なんと言っても紅家直系の姫様じゃし…期待しすぎると10年前のようになるから、私たちが先走ってはいけないよ」
「…」
瑞蘭は両親から聞いて10年前の百合姫の件は知っていた。
誰より真面目で誠実な主人だからこそ、それをきちんとわかってくれる方と幸せになって欲しい。
というのも、その相手は同じように誠実で、主人の本質を知っているかわいい姫様だといい、と思っているのも、家令も自分は同じ思いだろう。
「そう、ですね…」
「先のことはわからんが、瑞蘭の見た通りなら、どんなにいいか…だが姫様は官吏になったばかりだし、仮にそうだとしても長すぎた春にならないといいがな…」
黄家家人たちの悩みはまだ少し続きそうである…
2021.11.28〜 感謝を込めて