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監察御史の秀麗が新年に合わせて貴陽に帰ってきた時に、地方に散っている絳攸、楸瑛、静蘭、春麗も貴陽に戻っていたため、お食事会を、となった。
藍州から帰ってきている弟の邸に呼び出されている主人不在の邵可邸に集まったのはいいが、なぜか到着した絳攸の機嫌はすこぶる悪かった。
食事終わりも近くなった頃、昼間に楸瑛と絳攸が劉輝の元を訪れた時の出来事にうつる。
「今日は主上にね、今度秀麗殿に会った時に
楸瑛が楽しそうに思い出して話し始めた。
「
それぞれがそれぞれに想像する…
「なんかあんまり…」
「似合わないわねっ」
「ですね」
春麗、秀麗、静蘭は渡り台詞のように呟く。
「
秀麗の一刀両断に、そんなこと言わないであげて、と楸瑛はクスクスと笑いながら続きを話した。
「それで、楸瑛はどうやっているのだ?と聞かれたから、実演したんだよ、なぜか絳攸相手に」
「黙れ常春、貴様がおかしなことを言うから!!」
それまで無言だった絳攸が立ち上がって激怒し始めた。
「兄様、それで機嫌が悪かったのね。」
春麗は様子が知れた、とホッとした声で言った。
「藍将軍がどういうことを主上に教えられたのか、後学のために拝見させていただけます?」
「俺はやらんぞ!」
春麗はわざと水を向けたが、絳攸の断固拒否に、「秀麗相手にやってみてくださるかしら?」と追い打ちをかけた。
楸瑛は何の照れもなく、息を吸うように次々と披露をする。
秀麗の様子を見ると、ほんのり頬を赤らめていた。