Girls Talk〜後宮編
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帰りの俥の中で、鳳珠は仮面を外した。
「お迎え、ありがとうございました。嬉しかったです」
鳳珠の顔が見えたことで、春麗は隣から嬉しそうに見上げてお礼を言った。
「何を話していたんだ?」
「秘密です。先ほども申し上げたでしょう?」
「ほぅ…私にもか…」
鳳珠の綺麗な指先が春麗の顎をとらえて上を剥かせて口付ける。
「帰ってからゆっくり聞かせてもらおうか。答えるまで寝かさないというのも一興だな…」
「えっ…ちょ、っと…まだ俥ですし…」
「ほぅ、では帰ったらいいということか?」
「いえ、そうでは…」
「一刻以上、可愛い春麗と二人きりで過ごす時間のお預けを食らったんだ。それぐらいいいだろう?」
早くも甘く妖しい空気を纏い始めた鳳珠に早々に降参して、春麗はそっと瞳を閉じた。
おしまい