新婚旅行
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窓から差し込む日差しに鳳珠は目を開けた。
(もう朝か…)
腕の中の春麗の肌に光が当たる。
薄い掛け布を引き上げてから身体を横にして片肘をつき、顔に光が当たらないように遮った。
あれだけ、式までは程々に、と言われていたにも関わらず、数日ゆっくりできることもあっていつも以上に春麗を可愛がってしまったので、今日はあまり動けないだろうな、と思いながら、予定を考える。
昨日の様子からすると、湖の散歩と午後のお茶は春麗が好きだろうから入れるとして、あとは…
「本当だったら一日中、室にこもってお前を可愛がっていたいところなんだけどな…」
小さく漏れた本音が耳に届いたのか、「んっ…」と春麗が身じろぎして擦り寄ってきてから安心したような表情でまた寝息を立てた。
(まぁ、こんな1日も悪くないか…明日の天気にもよるが、様子を聞いて近くを回ってみてもいいかもしれない)
鳳珠はしばらくの間、春麗の髪を撫でてから、もう一度微睡んだ。