豊作御礼大祭典!?
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「おーっとお待ちください!まだおひとりいらっしゃいました。ギリギリ飛び込みですがいいでしょう!!ではご搭乗していただきましょう!!登録系名無しの…」
その登場に、喧騒が、ぴたりとやんだ。
ひらりと衣を翻し、扇を片手に口元に当てて佇むのみ。
誰もが息を呑んで登場した人物に見惚れた。
あんぐりと口を開けるもの、あまりのことに力を入れて見入るものさまざまだった。
”美しいーーー”
誰もが同じ感想を持った。
「あの人…」
秀麗が小さい声を出した時、オオーーーーー!!と周囲が沸いた。
「化粧もせず」
「作り笑いのひとつもなし」
「それであの美しさとは」
「「「負けた」」」
壇上の三人はガックリと肩を落とした。
美しいひとが立ち去った後、春麗はガタッと立ち上がり駆け出した。
「ちょっと、春麗!?」
秀麗の呼ぶ声にも振り向かず、春麗は走り去り、その後ろ姿に邵可は小さくため息をついた。