豊作御礼大祭典!?
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「兄様、動かないでください」
「だと言って、くすぐったい!!」
女装大会当日。
春麗は絳攸の、秀麗は楸瑛の化粧をしていた。
「赤い衣装に合わせて、薄い桃色系の化粧にしましょうね。兄様、眉毛整えますから、絶対に動かないでくださいね!血みどろになりますわよ」
有無を言わさぬ春麗の言葉に、カチコチになって固まる絳攸を、楸瑛が指を刺して笑っている。
「藍将軍、よそ見してないでこっち向いてください」
「あぁ、すまない…」
朝から紅邵可邸は賑やかである。
「お二人とも、お嬢様方にしっかりきれいにしていただいてくださいよ!では旦那様、行ってきます」
「はい、気をつけて」
”警護の仕事”に出ていく静蘭の背中に、絳攸と楸瑛の恨みがましい視線が刺さった。