黄家当主ひとり語り
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(ふぅん、あれが李絳攸、ねぇ…)
黄家当主は目の前で弁舌を振るう男をためつすがめつして見た。
紅家当主の養い子最年少状元吏部侍郎そして、主上付き
彼について回る肩書きはそのあたりが最たるものだろう。
「お前の話はわかった。ほかには?」
いささか話に飽きてきたところで、一度切る。
「ワシには聞いてもらえないのか?わざわざ着いてきてやったのに」
閭の爺が口を挟んできた。まったく、喰えない爺さんだ。面倒くさいことこの上ない。
「今日は、終わりだ」